【2026年最新】イトーキ サリダ チェア比較10選|YL9・YL8・YL6・YL2の違いを1〜5万円台で徹底解説
結論:今買うべきベスト3
10脚でレビュー77件と最多、サリダの現行フラッグシップです。体重を感知してロッキング強度が変わる体重感応式シンクロロッキングを備え、最大126°を105°/110°/118°/126°の4段階で固定できます。座面奥行きも5段階50mmでスライド。10脚で唯一、脚がアルミダイキャストです。注意点として、公式ページにランバーサポートの記載はありません。腰を独立して支える機構を求めるなら、11,000円安いYL8のほうが該当します。
10脚で2番目に多い69件のレビューが付き、価格は1万円台に収まります。背と座が布地張りのクッションで、10脚のうちメッシュでない数少ない1脚です。重量10.2kgは最軽量で、掃除のたびに動かす環境でも扱いやすい構成です。注意点は機能が絞られていること。公式FAQは「ロッキングの固定機能はついておりません」と明記しており、10脚で唯一ロック不可です。肘付モデルの肘も上下調節はできません。
レビュー68件で3番目に多く、10脚で唯一「6段階で調整可能(60mm範囲)なランバーサポート」を公式が明記するモデルです。背は弾性糸入りのメッシュ張り。体重感応式シンクロロッキングと4段階のロック、5段階50mmの座面奥行きスライドはYL9と同じ内容で、価格は11,000円低くなります。ヘッドレストも7段階の高さと4段階の首振りに対応。評価4.25は10脚で下から3番目という点は差し引いて見てください。
価格 × ユーザー評価の分布図
横軸が価格、縦軸が販売ページのユーザー評価です。この図でまず目に付くのは、点が右下がりに並ぶことです。最も右の①YL9(¥57,990)は4.42、その左の⑥YL9G(¥49,990)は4.32、③YL8(¥46,990)は4.25。一方、左側の⑦YL5(¥17,900)は4.55、②YL2(¥19,990)は4.52で、価格が3分の1でも評価は上回っています。最高評価は中央やや左の⑤ワントーンチェア(¥24,990/4.79)、次が④YL6(¥29,990/4.61)で、いずれも2万円台〜3万円台の帯にいます。価格差は3.2倍あるのに評価の幅は4.06〜4.79に収まるため、この図から「高いほど満足度が高い」とは読めません。上位機に付いているのは、ヘッドレストや座面奥行きスライドといった調整機構であって、評価の点数ではないということです。どの機構が本当に必要かは、次の選び方と比較表で確認してください。
選び方の5つのポイント
肘が標準で付くかを最初に見る
サリダは肘の扱いが機種でまったく違います。標準で可動肘が付くのはYL9・YL9G・YL9A・YL8・YL7Rの5脚。YL6とYL5は肘が別売オプション(それぞれYL6-AEL、YL5-AEL)で、本体だけを買うと肘なしの状態で届きます。ワントーンチェアは固定肘、今回掲載のYL2は肘なしのモデルです。可動範囲も、YL9・YL9A・YL8が上下9段階(98mm)なのに対し、YL9Gは上下前後左右、YL7Rは上下7段階に加えて左右最大36°・前後10段階と幅があります。机の高さに肘を合わせたいなら、ここが最初の分かれ目になります。
腰を支える機構は価格順に並ばない
公式ページでランバーサポートの調整機構が明記されているのは、YL8の「6段階で調整可能(60mm範囲)」とYL7Rの「5段階で調節可能(4cm範囲)」の2脚だけです。YL5とCMチェアには形状としてのランバーサポートがありますが、いずれも固定で調整はできません。そして最上位のYL9・YL9G・YL9Aの3脚には、公式ページにランバーサポートの記載自体がありません。背の形状で背骨のカーブに沿わせる設計のため、腰だけを前後させる機構とは考え方が違います。腰の一点を自分で追い込みたいなら、価格ではなくこの記載の有無で選ぶことになります。
背もたれをロックできるかを確認する
リクライニングは「倒せるか」より「止められるか」で差が付きます。4段階で固定できるのはYL9(105°/110°/118°/126°)、YL9G、YL8、YL7R(102°/111°/120°/128°)の4脚。YL6は最大129°まで倒れますが固定できるのは初期位置の108°のみで、YL5は最大120°で初期95°のみ、YL9AとCMチェアも初期位置のみです。そしてYL2は、公式FAQが「ロッキングの固定機能はついておりません」と回答しており、10脚で唯一ロックできません。作業中は背を立てたまま固定したい、という使い方をするなら、この段階数を見ておくと後悔が減ります。
ヘッドレストは後付けできない機種がある
ヘッドレストが付くのはYL9・YL9G・YL9A・YL8・YL7R・CMチェアの6脚です。可動範囲には差があり、YL7Rは9段階(最大19cm)の高さに加えて2か所の首振り(最大71°/最大107°)を持つ一方、CMチェアは高さ約5cmの上下のみです。注意したいのはYL6で、公式ページが「※ヘッドレストは、オプションのご用意がございません。ヘッドレスト付のモデルをご希望の方は、YL9シリーズをご検討ください」と明記しています。後から足せない前提なので、頭を預けて休憩したい使い方なら最初にヘッドレスト付きへ絞るのが確実です。
座面の高さと厚みで体格に合わせる
座面高の下限は機種で違います。最も低いのはYL5とCMチェアの41cm、次いでYL2とワントーンチェアの41.5cm、YL9・YL8の42.5cm、YL6の43.0cm、YL7Rの43cm、YL9Aの43.5cmと続きます。上限側はYL7Rの53cmが最も高く、身長差のある家族での共用にも幅があります。座面の厚みも一律ではなく、CMチェアが7cm、YL7Rが5.3cm、YL5が4.5cm、YL9GとYL9Aが4cm、YL9とYL8とYL6が3cmです。厚みは硬さの好みの問題で、上下関係ではありません。足裏が床に着く高さに下げられるか、を先に確認してください。
全10モデル スペック比較表
| 順位 | モデル | 背もたれ | ランバーサポート | ヘッドレスト | 肘 | ロッキング(固定) | 座面奥行調整 | 座面高 | 評価 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | サリダ YL9 | エラストマー/エクストラハイバック | 記載なし | 可動(7段階+首振り4段階) | 標準・上下9段階 | 体重感応式/最大126°・4段階 | あり(5段階50mm) | 42.5〜51.5cm | 4.42(77件) | ¥57,990 |
| 2位 | サリダ YL2 ホワイトフレーム | 布地張りクッション | 記載なし | 記載なし | 本モデルは肘なし | あり/固定機能なし | 記載なし | 41.5〜52cm | 4.52(69件) | ¥19,990 |
| 3位 | サリダ YL8 | 弾性糸入りメッシュ/エクストラハイバック | あり(6段階60mm) | 可動(7段階+首振り4段階) | 標準・上下9段階 | 体重感応式/最大126°・4段階 | あり(5段階50mm) | 42.5〜51.5cm | 4.25(68件) | ¥46,990 |
| 4位 | サリダ YL6 | メッシュ形状のポリプロピレン/ハイバック | 記載なし | なし(オプションも無し) | 別売オプション(9段階約96mm) | 最大129°・初期108°のみ | 記載なし | 43.0〜51.5cm | 4.61(57件) | ¥29,990 |
| 5位 | サリダ ワントーンチェア | ポリプロピレン(背・座) | 記載なし | 記載なし | 固定肘 | 105〜112°/固定機構の記載なし | 記載なし | 41.5〜52cm | 4.79(39件) | ¥24,990 |
| 6位 | サリダ YL9G ※選べる色は1色のみ | エラストマー樹脂/エクストラハイバック | 記載なし | 可動(高さ・角度) | 標準・上下前後左右 | 体重感応式/4段階 | あり | 記載なし | 4.32(34件) | ¥49,990 |
| 7位 | サリダ YL5 | メッシュ張り | あり(固定) | 記載なし | 別売オプション(11段階約9cm) | 最大120°・初期95°のみ | 記載なし | 41〜50cm | 4.55(31件) | ¥17,900 |
| 8位 | サリダ YL7R(ヘッド・肘付) | メッシュ+張地の二重張り | あり(5段階4cm) | 可動(9段階最大19cm+首振り2か所) | 3D(上下7段階/左右36°/前後10段階) | 4段階(102/111/120/128°) | あり(6段階5.5cm) | 43〜53cm | 4.39(31件) | ¥29,990 |
| 9位 | サリダ CMチェア | 背メッシュ/ヘッド・座はPVCレザー | あり(固定) | 可動(上下約5cm) | はね上げ式(ウレタンパッド付) | 背座一体/最大120°・初期105°のみ | 記載なし | 41〜48.5cm | 4.23(26件) | ¥35,900 |
| 10位 | サリダ YL9A | エラストマー樹脂/エクストラハイバック | 記載なし | 可動(7段階+首振り4段階) | 標準・上下9段階 | 強弱調整/最大126°・初期105°のみ | 記載なし | 43.5〜52.5cm | 4.06(17件) | ¥39,990 |
- 順位
- レビュー実績(評価と件数)を土台に、調整機構の内容を踏まえた編集判断です。価格の安い順でも評価の高い順でもありません。
- 仕様
- イトーキ公式の商品ページとサポートFAQに記載された値をそのまま転記しています。実測値ではありません。「記載なし」は公式ページにその記載が見当たらないという意味で、機能が無いと確定したわけではありません(YL6のヘッドレストのみ、公式が明確に「オプションのご用意がございません」と記載しています)。
- 耐荷重
- 表に列を設けていません。10モデルすべての公式ページとFAQを確認しましたが、耐荷重・適応体重の数値記載は見つかりませんでした。公式は代わりに「世界標準の品質基準規格(BIFMA規格)の基準をクリア」とのみ記載しています。他サイトで見かける具体的なキロ数は、当編集部では公式に確認できませんでした。
- 保証
- 10モデルとも同じ内容で「最大3年」ですが、一律3年ではありません。1年=外観表面仕上げ、2年=機構・可動部(上下/回転/ロッキング機構/キャスター)、3年=構造部材(座部・背もたれ部・肘かけ部・脚部)という階層です(JOIFAオフィス家具ガイドライン準拠)。
- レビュー数
- Yahoo!ショッピングのイトーキ公式ストアの同一商品ページに集計された件数です。カラー違いは同じページにまとまるため、件数は色違いを合算した数になります。
- 在庫
- 2026年9月30日時点で確認したところ、YL9Gはレッド系の2色がイトーキ公式ショップで取扱いなしとなっており、Yahoo!側も同じ2色が在庫なしでした。選べるのは掲載のブラック×グレー(YL9G-G-BLEL)のみで、公式ショップ・Yahoo!とも10月上旬の入荷予定です。YL2・YL8もカラーによって在庫が分かれます。カラーごとに在庫が動くため、購入前にリンク先で選択できる色をご確認ください。
- 価格
- 表の価格、ベスト3カードに併記した楽天市場の価格とも、2026年9月30日時点の税込価格です。カラーやセールによって変動します。最新価格は各リンク先でご確認ください。
こんな人にはこのモデル
現行の最上位を1脚で決めたい
レビュー77件は10脚で最多。体重感応式ロッキングと4段階ロック、5段階の座面奥行きスライドを備え、脚は唯一のアルミダイキャストです。ランバーサポートの記載はありません。
机の下にすっきり収めたい・軽さ優先
重量10.2kgは10脚で最軽量、布地張りのクッションでメッシュが苦手な方にも。背もたれのロック機能がない点と、肘なしのモデルである点は把握しておいてください。
腰の当たりを自分で追い込みたい
6段階60mmのランバーサポートを公式が明記する2脚のうちの1脚。ロッキングと座面奥行きの機構はYL9と同じ内容で、価格は11,000円低くなります。
ヘッドレストは不要・3万円以内で
評価4.61は10脚で2番目。最大129°まで倒れるハイバックで、価格は2万円台に収まります。ヘッドレストはオプションでも用意がなく、肘は別売である点に注意してください。
部屋の見た目を最優先したい
評価4.79は10脚で最高。張地からキャスターまで色を1色に統一するコンセプトで、家具として置ける見た目が主眼です。調整機構はロッキング105〜112°と固定肘のみ。
肘を前後左右まで動かしたい(色は1色のみ)
YL9系で唯一、肘が上下前後左右に動きます。ただしレッド系2色は公式ショップで取扱いがなく、選べるのはブラック×グレーの1色だけです。
初期費用を最小にしたい
¥17,900は10脚で最安、評価4.55と両立します。座面高41cmは最も低い部類で、座面ウレタンは4.5cm厚。肘は別売(11段階・約9cm)で、必要なら後から足せます。
調整項目の多さで選びたい
3Dアームレスト・5段階ランバー・6段階の座面奥行き・3軸ヘッドレストと、10脚で最も調整箇所が多い構成です。それで¥29,990。座面高43〜53cmの幅も最大です。
肘が邪魔になる作業がある
10脚で唯一のはね上げ式肘。公式は楽器演奏の場面を用途に挙げています。座面ウレタン7cmは最厚、座面高41〜48.5cmは最も低い設定。背座一体ロッキングもこの1脚だけです。
ヘッドレスト付きを4万円以内で
YL9と同じエクストラハイバックとヘッドレストを備えつつ¥39,990。ロッキングは体重感応式ではなく手動の強弱調整で、固定は初期105°のみ、座面奥行き調整の記載もありません。
全10モデル 詳細レビュー
イトーキ サリダ YL9(YL9-BLEL)
レビュー77件が示すとおり、サリダの中心にある1脚です。ベスト3で触れた体重感応式ロッキングを補足すると、これは座る人の体重を機構が感知して反発の強さを自動で合わせるもので、ノブを回して自分で強弱を決める方式とは操作が違います。同じ椅子を体格の違う家族で使う場合、その都度の調整が要らない点が効いてきます。もう1点、10脚で脚がアルミダイキャストなのはこのYL9だけで、他は樹脂(ガラス繊維強化ナイロン)です。見た目の質感と、脚まわりの傷つきにくさに関わる部分です。
良い点
- レビュー77件は10脚で最多、評価4.42
- 体重感応式シンクロロッキングと4段階固定(105°/110°/118°/126°)
- 座面奥行きを5段階50mmでスライド調整できる
- 10脚で唯一、脚がアルミダイキャスト
気になる点
- 公式ページにランバーサポートの記載がない(YL8にはある)
- 肘は上下9段階のみで、前後・左右には動かない
- ¥57,990は10脚で最も高い
こんな人におすすめ
サリダの現行最上位を1脚で決めたい方、家族と体格差がある環境で共用したい方に向きます。腰の一点を自分で前後させたい方は、次のYL8のランバーサポートを先に確認してください。
イトーキ サリダ YL2 ホワイトフレーム(肘なし)
10脚のうち、背も座も布地張りのクッションで構成されている数少ない1脚です。メッシュは通気に強い一方で、座面の縁が当たる感覚や見た目の硬さを気にする方もいます。YL2はその逆側の選択肢になります。重量10.2kgは10脚で最も軽く、掃除やレイアウト変更のたびに動かす環境では扱いやすさが効いてきます。機能面は絞られていて、ロッキングは強度を調節できますが角度で止めることはできません。公式FAQが「ロッキングの固定機能はついておりません」と明記しています。
良い点
- 評価4.52・69件と、10脚で2番目に多いレビュー実績
- 背・座とも布地張りクッションでメッシュが苦手でも選べる
- 重量10.2kgは10脚で最軽量
- 座面高41.5〜52cmと下限が低い
気になる点
- ロッキングの固定機能がない(10脚で唯一)
- 掲載モデルは肘なし。肘付モデルの肘も上下調節はできない
- ヘッドレスト・ランバーサポートの記載がない
こんな人におすすめ
2万円以内で国産メーカーの1脚を確保したい方、机の下に軽く収まる椅子を探している方に向きます。背を立てた角度で固定して作業したい方は、ロック機能のあるYL6やYL8を検討してください。
イトーキ サリダ YL8(YL8-BL-AEL・可動肘付)
この記事でYL8を上位に置いた理由は、ランバーサポートの記載にあります。イトーキ公式は「6段階で調整可能(60mm範囲)なランバーサポートは体格に合わせて効果的に調整できます」と書いており、腰の当たる位置を6cmの幅で動かせます。同じ記載があるのはYL7Rだけで、上位のYL9・YL9G・YL9Aにはありません。ロッキングは体重感応式で4段階固定、座面奥行きも5段階50mmのスライドと、YL9と同じ内容が並びます。背は弾性糸入りのメッシュ張りで、エクストラハイバックの範囲まで面で支える構成です。
良い点
- 6段階60mmのランバーサポートを公式が明記(10脚で2脚のみ)
- 体重感応式ロッキングと4段階固定はYL9と同内容
- 座面奥行き5段階50mmのスライド調整に対応
- ヘッドレストは7段階の高さ+4段階の首振り
気になる点
- 評価4.25は10脚で下から3番目
- 肘は上下9段階のみで前後・左右には動かない
- カラーによって在庫が分かれる(5色中3色が在庫なしの時点あり)
こんな人におすすめ
腰の当たりを自分で合わせたい方、YL9の機構は欲しいが5万円台は避けたい方に向きます。評価の数字だけで選びたい場合は、4.61のYL6や4.79のワントーンチェアも候補に入れてください。
イトーキ サリダ YL6 ブラックフレーム(YL6-BLEL)
評価4.61は10脚で2番目に高く、価格は2万円台に収まります。背は「メッシュ形状のポリプロピレン」で、布を張ったメッシュではなく樹脂そのものを面で成形したタイプです。ロッキングは最大129°と10脚で最も深く倒れますが、固定できるのは初期位置の108°のみです。最も注意したいのはヘッドレストで、公式ページが「※ヘッドレストは、オプションのご用意がございません。ヘッドレスト付のモデルをご希望の方は、YL9シリーズをご検討ください」と明記しています。後から足す道がない前提で選ぶモデルです。
良い点
- 評価4.61・57件は10脚で2番目に高い水準
- 最大129°は10脚で最も深いロッキング角度
- 2万円台でハイバックのメッシュ構造
気になる点
- ヘッドレストは非搭載で、オプションの用意もない(公式明記)
- 肘は標準では付かず、別売のYL6-AELが必要
- 背もたれの固定は初期位置108°の1段階のみ
こんな人におすすめ
ヘッドレストを使わない座り方の方、3万円以内でメッシュのハイバックを確保したい方に向きます。頭を預けて休憩する使い方が中心なら、YL9AやYL7Rのヘッドレスト付きを見てください。
イトーキ サリダ ワントーンチェア(YNE-BE)
評価4.79は10脚で最も高い数字です。型番はYL系ではなくYNE系で、サリダの中の別ラインにあたります。公式の説明は「張地からキャスターに至るまで、チェア全体の色を1色に統一することでインテリアに調和することを目指した、新しいコンセプトのチェア」。つまり調整機構を積み上げる方向ではなく、部屋に置いたときの見え方を主眼にした設計です。実際、機能欄はロッキング角度105〜112°と固定肘で、ヘッドレストやランバーサポートの記載はありません。評価の高さは、この割り切りが購入時の期待と一致していることの表れとも読めます。
良い点
- 評価4.79は10脚で最高(39件)
- キャスターまで色を統一したデザインでリビングにも置きやすい
- 2万円台で背・座ともに成形樹脂の構造
気になる点
- ロッキングは105〜112°と可動幅が小さく、固定機構の記載もない
- 肘は固定式で高さを合わせられない
- ヘッドレスト・ランバーサポート・座面奥行き調整の記載がない
こんな人におすすめ
ワンルームやリビングに置いても浮かない椅子を探している方に向きます。長時間の作業で細かく姿勢を変えたい方は、調整項目の多いYL7RやYL8のほうが目的に合います。
イトーキ サリダ YL9G(YL9G-G-BLEL)
先に在庫の状況をお伝えします。2026年9月30日時点で、イトーキ公式ショップではレッド系2色が取扱いなし、Yahoo!側も同じ2色が在庫なしでした。選べるのは掲載のブラック×グレー(YL9G-G-BLEL)1色だけで、公式ショップ・Yahoo!とも10月上旬の入荷予定です。そのうえで、仕様は把握しておく価値があります。YL9系で肘が上下・前後・左右に動くのはこのYL9Gだけで、YL9・YL9A・YL8はいずれも上下9段階のみです。体重感応式ロッキングと4段階の背ロック固定、座面奥行き調整というYL9の主要機構も揃っています。「上位機ほど肘が動く」わけではない、という事実がここに表れています。
良い点
- YL9系で唯一、肘が上下・前後・左右に動く
- 体重感応式ロッキングと4段階の背ロック固定を搭載
- 座面クッションは40mmの柔らかめタイプ
気になる点
- レッド系2色はイトーキ公式ショップで取扱いなし(2026年9月30日時点)
- 選べる色はブラック×グレーの1色のみ
- 公式・販売ページとも座面高の記載を確認できない
こんな人におすすめ
肘を前後左右まで合わせたい方で、色はブラック×グレーでよい方に向きます。色まで選びたい場合は、現行のYL9かYL8、あるいは肘の可動幅が広いYL7Rを軸にしてください。
イトーキ サリダ YL5(YL5-GRBL)
¥17,900は10脚で最も安く、それで評価4.55(31件)を保っています。分布図で左上寄りに位置するのはこのモデルです。ランバーサポートは付いていますが固定式で、位置を動かすことはできません。座面のウレタンは4.5cm厚と、YL9系の3cm・4cmより厚い数値です。肘は標準では付かず、別売のYL5-AEL(11段階・約9cm)を追加する形になります。10脚のうち生産国が中国と記載されているのは、このYL5とYL7R、CMチェアの3脚です。
良い点
- ¥17,900は10脚で最安、評価4.55と両立
- 座面ウレタンは4.5cm厚でYL9系より厚い
- 座面高41〜50cmと下限が低い
気になる点
- ランバーサポートは固定式で位置を調整できない
- 肘は別売オプション(YL5-AEL)
- 背もたれの固定は初期位置95°の1段階のみ
こんな人におすすめ
初期費用を抑えつつ国産メーカーの1脚を確保したい方、座面高を低めに設定したい方に向きます。肘を使う前提なら、別売肘の価格を足したうえでYL6やYL2と比べてください。
イトーキ サリダ YL7R(YL7R-BBK-HAEL・ヘッド/肘付)
調整項目の数だけで見れば、10脚でこのYL7Rが最も多くなります。肘は「3Dアームレスト」で上下7段階に加えて左右最大36°(内側18°・外側18°)、前後は5cmを10段階。ランバーサポートは5段階4cm、座面奥行きは6段階5.5cm、ヘッドレストは9段階(最大19cm)の高さと2か所の首振りを持ちます。背は裏がメッシュ張地、表が別の張地という二重張りで、10脚で唯一の構造です。それで¥29,990という位置づけです。なお同じ商品ページには、ヘッドレストと肘を外したベーシックモデル(YL7R-BBK)も用意されています。
良い点
- 3Dアームレスト(上下7段階/左右最大36°/前後10段階)は10脚で最も自由度が高い
- 5段階4cmのランバーサポートと6段階5.5cmの座面奥行き調整
- ヘッドレストは9段階の高さ+2か所の首振り
- 座面高43〜53cmと上限が10脚で最も高い
気になる点
- レビューは31件で、上位機より母数が少ない
- 公式ページの肘の段階表記に文字化けがあり、単位を確定できない
- ロッキング角度の表記が「最大26°」と「102〜128°」で併記されており統一されていない
こんな人におすすめ
座り姿勢を細かく詰めたい方、身長差のある家族で共用する方に向きます。調整箇所が多いぶん初期設定に手間がかかるので、届いてすぐ座って終わりにしたい方はYL6やワントーンチェアのほうが気楽です。
イトーキ サリダ CMチェア(YCM)
10脚のなかで設計の方向がいちばん違う1脚です。まず肘がはね上げ式で、使わないときに跳ね上げて外へ逃がせます。公式はこの椅子の用途として、ギターなどの楽器演奏時に肘掛けが邪魔になる場面を挙げています。ロッキングも他の9脚が背と座が連動するシンクロ方式なのに対し、CMチェアだけが背座一体ロッキングです。座面のウレタンは7cm厚で10脚のなかで最も厚く、座面高41〜48.5cmは最も低い設定。背はメッシュ張地で、ヘッドレストと座はPVCレザーという組み合わせも、この1脚だけです。
良い点
- 10脚で唯一のはね上げ式肘(ウレタンパッド付)
- 座面ウレタン7cm厚は10脚で最厚
- 座面高41〜48.5cmは10脚で最も低い設定
- ヘッドレストと固定式ランバーサポートを両方備える
気になる点
- 評価4.23は10脚で下から2番目
- ヘッドレストは上下約5cmのみで首振りには対応しない
- 座面奥行き調整の記載がない
こんな人におすすめ
楽器の演奏や手元作業で肘掛けが邪魔になる場面がある方、座面のクッション性を重視する方に向きます。デスクワーク中心で背の追従性を求める場合は、シンクロロッキングのYL8やYL9のほうが目的に合います。
イトーキ サリダ YL9A(YL9A-GREL)
YL9の名前を持ちながら、価格はYL9より18,000円低い¥39,990です。差がどこに出ているかを公式ページで並べると3点に整理できます。1つ目はロッキングで、YL9とYL9Gが体重感応式なのに対しYL9Aは手動の強弱調整。2つ目は背の固定で、4段階のYL9に対しYL9Aは初期位置105°のみ。3つ目は座面奥行きのスライドで、YL9・YL9G・YL8にはある機構が、YL9Aの公式ページには記載がありません。逆にヘッドレスト(7段階+首振り4段階)とエクストラハイバック、上下9段階の肘はYL9と同じ内容です。
良い点
- YL9と同じ可動ヘッドレスト(7段階+首振り4段階)を4万円以内で搭載
- 肘は上下9段階(98mm)の可動式が標準装備
- 座面クッションは40mmの柔らかめタイプ
気になる点
- 評価4.06・17件と、10脚で最も数字が低い
- ロッキングは体重感応式ではなく手動の強弱調整
- 背の固定は初期105°のみ、座面奥行き調整の記載もない
こんな人におすすめ
ヘッドレスト付きのエクストラハイバックを4万円以内で確保したい方に向きます。背を複数の角度で止めたい方や座面の奥行きを合わせたい方は、YL8のほうが機構の数では上回ります。
よくある質問
YL9とYL8は、どちらを選べばよいですか
YL9・YL9G・YL9Aは何が違うのですか
2万円台までで選ぶなら、どのモデルですか
サリダの耐荷重は何キロですか
保証は何年ですか
同じ「サリダ」の10脚でも、ランバーサポートの調整機構を公式が明記しているのは2脚、肘が標準で付くのは5脚、背もたれを複数の角度で固定できるのは4脚でした。価格は¥17,900から¥57,990まで3.2倍の開きがありますが、評価は4.06〜4.79の範囲に収まっていて、金額と満足度がそのまま比例しているわけではありません。
決め手になるのは、腰・肘・頭のうちどこを自分で合わせたいか、という一点です。腰ならYL8かYL7R、肘まで細かく詰めるならYL7R、ヘッドレストが要らないならYL6かYL5、見た目を優先するならワントーンチェアという順で見ていくと絞り込みやすくなります。ブランドを問わず比べたい場合は、2万円台〜3万円台の高機能メッシュチェア、5〜9万円台のエルゴノミクスチェア、ランバーサポート付きチェアの記事もあわせてご覧ください。同じ国産メーカーで比べるならオカムラ、海外ブランドまで広げるならエルゴヒューマンの記事が近い内容です。