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【2026年最新】デスクトップモニタースピーカーおすすめ6選|1万円台〜3万円台のPC・DTM兼用モデルを徹底比較

デスクトップモニタースピーカー6製品を1万円台〜3万円台で比較。6製品のうち1本売りはYAMAHA MS101-4だけで、残る5製品は2本1組の価格です。1本かペアかの見分け方、XLR・TRS・RCA・3.5mmという入力端子の違い、Bluetoothのコーデック、出力Wの数え方

【2026年最新】デスクトップモニタースピーカーおすすめ6選|1万円台〜3万円台のPC・DTM兼用モデルを徹底比較

— THE VERDICT

編集部が選ぶ ベスト3

01
BEST CHOICE FROM EDITOR’S DESK
EDIFIER MR3 2本1組のデスクトップモニタースピーカー TRSバランス入力とBluetooth 5.4対応

レビュー377件は本記事6製品で突出して多い数字です。2番目に多い EDIFIER MR4 MKII が36件ですから、母数だけで約10倍の開きがあります。評価は★4.72で、件数と評価がどちらも本記事の最上位という組み合わせは、この価格帯では珍しいものです。仕様面での要点は2本1組で¥14,980という価格に、TRSバランス入力が入っていることです。メーカー公式の仕様表では入力がTRSバランス/RCAアンバランス/3.5mm AUX/Bluetooth 5.4の4系統。TRSバランスはオーディオインターフェースやミキサーとノイズに強い形で繋ぐための端子で、後述の HS5 のような業務系モデルが備えるものと同じ系統です。PCのイヤホン端子から3.5mmで鳴らす使い方も、オーディオインターフェース経由でTRSで鳴らす使い方も、どちらも最初から想定されているのがこの製品の性格です。ドライバーは3.5インチのミッドバスと1インチのシルクドームツイーターの2ウェイで、出力は合計36W(18W+18W)。この36Wは左右2本を合わせた値で、1本あたり18Wという読み方になります(ここは製品ごとに基準が違うので、HOW TO PICK 04 で整理します)。背面のノブと専用アプリからルーム補正(低域の減衰、設置環境に応じた中低音の補正、机上の反射を想定した補正)を扱えるのも、デスクという反射の多い場所で使ううえでは実務的です。弱点をあげるなら Bluetooth のコーデックが SBC のみであること。ワイヤレスでの伝送品質を優先するなら、LDACに対応する MR4 MKII が選択肢になります。「まず失敗の確率を下げたい」「購入者の声を読んでから決めたい」という場面で、いちばん判断材料が多い1組です。なおクーポンの配布状況によって表示価格が変わるため、注文画面で最終金額をご確認ください。

02
RUNNER-UP FROM EDITOR’S DESK
EDIFIER MR4 MKII 2本1組のモニタースピーカー XLR入力とBluetooth 6.0 LDAC対応

本記事で唯一、XLR入力とLDACの両方を持つ1組です。XLRは業務用の機材でよく使われるバランス入力で、本記事では¥38,500の HS5 と、この MR4 MKII の2製品にしかありません。一方の LDAC は Bluetooth のコーデックのひとつで、こちらは本記事でこの製品だけです。スタジオ機材と繋ぐ入口(XLR)と、スマホからワイヤレスで鳴らす入口(LDAC)が1組に同居しているのがこの製品の位置づけになります。出力は合計80W(メーカー公式の内訳はミッドバス30W×2+ツイーター10W×2)。高域と低域を別々のアンプで駆動するバイアンプ構成で、ドライバーは4.5インチ+1インチの2ウェイです。Best 1 の MR3(合計36W・3.5インチ)から見ると、ドライバーが一回り大きくなり、アンプが倍以上になったという関係になります。注意したいのは型番です。「MR4」と「MR4 MKII」は別の製品で、無印の MR4(本記事4位・¥18,870)は合計42W・4インチ・Bluetooth 非搭載。数字が同じでも中身が違うので、通販の検索結果で並んだときは末尾の「MKII」を確認してください。価格は¥29,980で、これは2本1組の価格です。Best 1 との差額は約1.5万円ですが、その差で得られるのはXLR入力・LDAC・合計80Wのバイアンプ・4.5インチドライバーという4点だと整理できます。「1万円台は見たが、機材と繋ぐ前提でもう一段しっかりしたものを」という方の現実的な着地点です。

楽天市場¥29,980 Yahoo!ショッピング¥29,980
03
VALUE PICK FROM EDITOR’S DESK
YAMAHA MS101-4 1本売りのパワードモニタースピーカー フロントにXLR・TRSコンボジャック

最初に押さえておきたいのは、これが本記事で唯一の「1本売り」だということです。ヤマハの取扱説明書の同梱品は電源コードと説明書のみで、2本目のスピーカーもスピーカーケーブルも含まれません。ステレオで鳴らすには2本必要で、実質は約¥35,160という計算になります(販売ページにも1個入りである旨の注意書きがあります)。リアの3.5mmステレオミニ入力も、公式マニュアルによれば左右をミックスしてモノラルで再生する仕様です。ここを踏まえたうえで、この製品には他の5組にない性格があります。フロントにXLRと標準フォーンの兼用コンボジャックがあり、MIC/LINE 切替スイッチが付いていることです。つまりダイナミックマイクをスピーカーに直接挿せる。さらに入力は3系統(コンボ/3.5mmステレオミニ/TRSフォーン)で、これらを同時に繋いでミックス再生できます。PCと楽器とマイクを挿しっぱなしにしておける、という使い方が想定されています。本体は142×196×187mm・2.1kgと小さく、底面に3/8インチのネジ穴とM5のネジ穴を備えるのでマイクスタンドや壁面金具に直付けできるのも、デスクの上を空けたい場面では効いてきます。ドライバーは4インチのフルレンジ1発で、再生帯域は77Hz〜20kHz(-10dB)。低音の量感より、置き場所の自由度と入力の柔軟さに振った構成です。「デスクの端に1本だけ置いて音を出したい」「配信や通話でマイクも扱いたい」という使い方にはこの1本が噛み合い、ステレオで音楽を聴きたいなら2本ぶんの予算で見比べるのが正確です。

— DATA

価格 × GAPLESS スコアの分布図

デスクトップモニタースピーカー6製品の価格とGAPLESSスコアの比較分布図

横軸は価格(円)、縦軸は編集部の GAPLESS スコアです。まず横軸だけを見ると、本記事の6製品が¥14,980から¥38,500までの範囲に散らばっていることが分かります。ただしこの横位置は、そのまま「同じものの値段」ではありません。① EDIFIER MR3(¥14,980)と② EDIFIER MR4 MKII(¥29,980)はどちらも2本1組の価格ですが、③ YAMAHA MS101-4(¥17,580)だけは1本の価格です。③をステレオ前提で読むなら、横軸の位置は実質2倍のあたり(約¥35,160)に置き換えて見る必要があります。この読み替えをすると、③は最安側ではなく本記事でいちばん高い YAMAHA HS5(ペア¥38,500)に近い位置まで動きます。縦軸の GAPLESS スコアは、価格に対する納得感(C)、仕様から読み取れる性能(P)、レビューに表れた満足度(S)を合成した編集部の指標です。今回はレビュー件数の差が大きいのが特徴で、377件の①と、2〜3件しかない製品が同じ図の中に並んでいます。件数が少ない製品の評価は上下に振れやすいため、縦位置の細かい上下よりも「どのくらいの母数の上に出ている数字か」を併せて見るのが実態に近い読み方になります。スコアの内訳は各ベスト3カードに表示しています。

— HOW TO PICK

失敗しないモニタースピーカー選び・5つのポイント

01

その価格は「1本」か「2本1組」か

本記事で最初に確かめてほしいのがここです。デスク用のスピーカーは2本1組で売られるのが一般的ですが、スタジオモニターの世界では1本単位の販売が標準で、通販の一覧ではこの2つが並んで表示されます。本記事の6製品でいうと、1本売りは YAMAHA MS101-4(¥17,580)だけで、EDIFIER MR3・MR4・MR4 MKII、JBL 104-BT-Y3 の4製品は2本1組。YAMAHA HS5 は製品としては1本売りですが、今回掲載している出品は販売店が2本を組んだペアのセット(¥38,500)です。つまり「同じ製品名でも、1本の出品とペアの出品が併存する」ことがあります。見分け方は3つあります。ひとつは商品名の「(ペア)」「1ペア」「2本セット」の表記。ふたつめは重量欄で、「1セットの合計」と書かれていれば2本ぶんです(MR3 は約3.85kg、MR4 MKII は約6.63kg といずれも2本合計の表記)。みっつめは同梱品欄にスピーカー同士を繋ぐケーブルがあるか。2本1組の製品はアクティブ側とパッシブ側を結ぶケーブルが必ず付きます。MS101-4 の同梱品は電源コードと説明書だけなので、ここでも1本売りと分かります。ステレオで使う前提なら、1本売りの価格は2倍にしてから他製品と並べる——これだけで比較の土台が揃います。

02

入力端子で「今の機材にそのまま挿せるか」が決まる

スピーカー選びで後から効いてくるのが端子です。本記事の6製品を入力で並べると、はっきり2つに分かれます。民生用の端子(RCA・3.5mm)を持つ4製品が EDIFIER MR3/MR4/MR4 MKII と JBL 104-BT-Y3。持たない2製品が YAMAHA HS5(XLRとTRSのみ)と YAMAHA MS101-4(コンボジャック/3.5mmステレオミニ/TRS)です。ここで注意したいのがHS5で、メーカー公式の入出力はXLR3-31とフォーン(TRS)の2つだけ。PCのイヤホン端子やRCA出力から直接鳴らす構成は想定されていません。オーディオインターフェースやDACを挟むか、変換ケーブルを用意することになります。しかも公式の注記によればXLRとフォーンはパラレル接続で、2系統を切り替えるセレクターではありません。PCとゲーム機を挿しっぱなしにして切り替える、という使い方には別途ミキサーが要ります。逆にJBL 104-BT-Y3 はフロントに入力切替ボタン(AUX/RCA/TRS/ALL)を持ち、3系統を手元で切り替えられますTRSバランス入力は¥14,980の MR3 にも付いているので、「バランス接続=高価格帯だけ」ではありません。買う前にやることは1つで、今デスクにある機材の出力端子を見て、その形が候補製品の入力一覧にあるかを確かめることです。ドッキングステーション経由で音を出す構成にする場合も、最終的にスピーカー側の端子と合うかが判断の軸になります。

03

Bluetoothは「あるか」より「どのコーデックか」

本記事の6製品のうち、Bluetoothを搭載するのはEDIFIER MR3(5.4)/EDIFIER MR4 MKII(6.0)/JBL 104-BT-Y3(5.0)の3製品です。残る EDIFIER MR4(無印)・YAMAHA HS5・YAMAHA MS101-4 は非搭載で、有線専用になります。ここで見落とされやすいのが対応コーデックです。メーカー公式の記載を並べると、MR3 は SBC のみ、MR4 MKII は LDAC と SBC、JBL 104-BT-Y3 は SBC と AAC。コーデックは「スマホからスピーカーへ音をどう圧縮して送るか」の方式で、機器の両側が同じものに対応していないと使われません。iPhone は AAC、Android の一部は LDACという対応の分かれ方をするため、「Bluetooth対応」とだけ書かれていても、自分のスマホで何が使われるかは別の話になります。もうひとつ、EDIFIER の公式比較表で明示されているのがハイレゾ認証には有線とワイヤレスの2種類があることです。MR3 はハイレゾ(有線)の認証を取得している一方、ワイヤレス側の認証は付いていません。型番の取り違えにも注意が必要で、MR4 と MR4 MKII は名前が1語違うだけですが、無印は Bluetooth 非搭載です。ワイヤレスで使う前提なら、この1語を必ず確認してください。

04

出力のWは「合計」か「1本あたり」かで基準が違う

カタログの数字でいちばん比較しにくいのが出力です。本記事の6製品を公式の記載どおりに並べると、EDIFIER MR3 が合計36W(18W+18W)、EDIFIER MR4 が合計42W(21W+21W)、EDIFIER MR4 MKII が合計80W(30W×2+10W×2)、JBL 104-BT-Y3 が30W×2(合計60W)——ここまでは2本ぶんを合計した値です。ところがYAMAHA HS5 は「1本あたり70W」(低域45W+高域25W)で、ペアなら合計140W相当。YAMAHA MS101-4 は「1本で30W」ですが、こちらは公式の注記でダイナミック値(連続出力は20W)と明示されており、測定条件も120V・保護回路を解除した状態と書かれています。つまり36W・42W・60W・70W・80W・30W という数字は、そもそも数える単位も測り方も揃っていません。並べて大小を比べても、音の大きさの序列にはなりません。実務的な読み方は2つです。ひとつは「合計か1本あたりか」を先に揃えること。もうひとつは、Wより最大音圧(dB SPL)とドライバー口径を見ることで、こちらは条件が比較的揃っています。本記事だと HS5 の5インチが最大で、MR4 MKII と JBL 104-BT-Y3 の4.5インチ、MR3 の3.5インチ、MR4 と MS101-4 の4インチという並びです。デスクの近距離で聴く用途では、Wの大小より口径と設置の方が体感に直結します

05

置き方の制約は、買った後で変えられない

最後は設置です。ここは仕様表の隅に書かれていることが多く、届いてから気づきがちな部分です。まず電源ケーブルの本数。2本1組の EDIFIER 各機と JBL 104-BT-Y3 はアンプと電源をアクティブ側(マスター側)に集約しているので、コンセントは1口で済みます。とくに JBL はエクステンション側が電源不要と公式に明記されています。一方YAMAHA HS5 は1本ずつ独立した電源なので、ペアで使うとコンセントを2口占有し、電源ケーブルも2本デスク裏を通ります。次に左右間のケーブル。2本1組の製品はアクティブ側とパッシブ側を付属ケーブルで結ぶ構成で、付属の長さがそのまま左右を離せる限界になります(MR3 は約2.5m、MR4 MKII は5m、JBL 104-BT-Y3 は約2mが付属)。モニターを挟んで広く置きたい場合は、この長さを先に確認してください。そして置き方そのものの制約です。HS5 は公式に横向き設置をしないよう明記されており、モニター台の下に横倒しで押し込む置き方は想定外。壁掛けや天吊りに対応するネジ穴も HS5 本体にはなく、対応するのは別型番(HS5I)です。逆にMS101-4 は底面に3/8インチとM5のネジ穴があり、マイクスタンドや金具に直付けできます。デスクの上をできるだけ空けたいなら、この差は大きく効きます。配線そのものを整えたい方はケーブルトレーで配線を隠す方法もあわせてご覧ください。

— SPECS

全6製品スペック比較表

順位 商品名 価格 販売単位 出力(公式表記) 入力端子 Bluetooth ドライバー 寸法(1本) 評価 レビュー数
1位 EDIFIER MR3 ¥14,980 2本1組 合計36W(18W+18W) TRS/RCA/3.5mm 5.4(SBC) 3.5インチ+1インチ 125.5×220×185mm ★4.72 377件
2位 EDIFIER MR4 MKII ¥29,980 2本1組 合計80W(バイアンプ) XLR/TRS/RCA/3.5mm 6.0(LDAC/SBC) 4.5インチ+1インチ 140×244×229mm ★4.53 36件
3位 YAMAHA MS101-4 ¥17,580 ★1本売り(2本で約¥35,160) 30W(ダイナミック/連続20W) コンボ(XLR・マイク可)/3.5mm/TRS 非搭載 4インチ フルレンジ 142×196×187mm ★4.83 6件
4位 EDIFIER MR4(ED-MR4-WH) ¥18,870 2本1組 合計42W(21W+21W) TRS/RCA/3.5mm 非搭載 4インチ+1インチ 140×228×197.5mm ★4.67 3件
5位 YAMAHA HS5(ペア) ¥38,500 2本セット出品(製品は1本売り) 1本あたり70W(45W+25W) XLR/TRS のみ 非搭載 5インチ+1インチ 170×285×222mm ★5.0 2件
6位 JBL 104-BT-Y3 ¥22,950 2本1組 30W×2(合計60W) TRS/RCA/3.5mm(入力切替あり 5.0(SBC/AAC) 4.5インチ同軸+0.75インチ 153×247×125mm ★4.0 2件

※仕様はメーカー公式サイト・取扱説明書・国内代理店の記載にもとづきます。出力は各社の表記をそのまま載せているため、「合計」か「1本あたり」かが製品ごとに異なります(HOW TO PICK 04 参照)。寸法は1本あたりで、2本1組の製品はアクティブ側の値です。価格は掲載時点のもので、販路・時期・色により変動します。

— WHO FOR

こんな人にはこの1組

FOR — 01

まず外す確率を下げたい/有線もワイヤレスも1組で

レビュー377件は本記事で突出して多く、2番目の36件に対して約10倍の母数があります。TRSバランス・RCA・3.5mm・Bluetooth 5.4 と入口が4系統あり、PC直挿しからオーディオインターフェース経由まで受けられます。2本1組で¥14,980という価格に対して、確認できる仕様が最も揃っている1組です。

FOR — 02

XLRの機材と繋ぎつつ、スマホからも良い形で飛ばしたい

本記事でXLR入力とLDACの両方を持つのはこの1組だけです。合計80Wのバイアンプ構成で、4.5インチのミッドバスと1インチのツイーターを別々のアンプが駆動します。無印のMR4はBluetooth非搭載の別製品なので、購入時は末尾の「MKII」を確認してください。

FOR — 03

1本で完結させたい/マイクもスピーカーに挿したい

フロントのコンボジャックにダイナミックマイクを直接挿せて、3系統の入力を同時にミックス再生できます。底面のネジ穴でマイクスタンドや金具に直付けでき、デスク上を空けられます。ステレオにするには2本必要(実質約¥35,160)である点だけ、先に織り込んでおいてください。

FOR — 04

ワイヤレスは要らない/有線だけで2万円以内に収めたい

合計42W・4インチ+1インチの2ウェイで、入力はTRS・RCA・3.5mmの有線3系統。Bluetoothを積まないぶん構成が単純で、PCやオーディオインターフェースに挿しっぱなしで使う想定に素直に噛み合います。ホワイトの型番はED-MR4-WHで、2本1組の価格です。

FOR — 05

オーディオインターフェースがある/制作の定番から選びたい

1本あたり70Wのバイアンプに5インチウーファーと、本記事で最も大きい構成です。背面のROOM CONTROLとHIGH TRIMで、壁際やデスク反射といった設置環境の差を機器側で補正できます。入力がXLRとTRSのみなので、間にオーディオインターフェースかDACを置く構成が前提になります。

FOR — 06

モニター横の狭い場所に置く/手元で入力を切り替えたい

奥行125mmと本記事でいちばん薄く、モニター横の隙間に収まります。フロントの入力切替でAUX・RCA・TRSを手元で選べ、ヘッドホンを挿すと自動でスピーカーがミュートされます。エクステンション側は電源不要で、コンセントは1口で済みます。国内正規(-Y3)は3年保証です。

ここまでが用途からの絞り込みです。ここからは6製品それぞれについて、公式仕様から読み取れる中身と、購入前に確認しておきたい点を個別に整理します。

— REVIEWS

全6製品 個別レビュー

01 第1位

EDIFIER MR3(2本1組/合計36W/TRS・RCA・3.5mm・Bluetooth 5.4)

EDIFIER MR3 デスクトップモニタースピーカー 2本1組

レビュー母数の位置づけはベスト3のカードで触れたので、ここでは構成を掘り下げます。この製品の性格を決めているのは入口の広さです。メーカー公式の入力一覧はTRSバランス/RCAアンバランス/3.5mm AUX/Bluetooth 5.4で、加えて本体に3.5mmのヘッドホン出力があります。つまりPCのイヤホン端子から鳴らす、オーディオインターフェースからTRSで受ける、スマホからワイヤレスで飛ばす、スピーカーからヘッドホンに切り替える——という4通りが1組でまかなえる構成です。この価格帯でTRSバランスが入っているのは、本記事の並びの中でも目を引く点になります。ドライバーは3.5インチのPPコーンと1インチのシルクドームツイーターによる2ウェイで、再生帯域は52Hz〜40kHz。ツイーターにはディンプル加工のウェーブガイドが採用されており、公式は聴取位置が多少ずれても音質が安定する設計だと説明しています。デスクという「体の位置が動く場所」で使う前提では、この指向の広さは実務的な意味を持ちます。もうひとつ挙げておきたいのがルーム補正で、背面のノブと専用アプリの両方から、低域の減衰・設置環境に応じた中低音の補正・机上の反射を想定した補正の3系統を調整できます。壁に寄せて置くと低音が膨らむ、天板に反射して中域が濁る、といったデスク特有の症状に対して、置き場所を変えずに機器側で追い込める余地があるということです。弱点はBluetoothのコーデックが SBC のみである点と、入力にUSB-Cや光デジタルを持たない点。テレビの光出力から直結したい、USB1本でPCと繋ぎたいという場合は、別途DACやインターフェースが要ります。寸法は右125.5×220×185mm/左125.5×220×176mm、重量は2本合計で約3.85kg。左右はアクティブ側とパッシブ側に分かれ、約2.5mのケーブルで結ぶ構成です。

良い点

  • レビュー377件は本記事6製品で突出して最多。2番目の36件に対して約10倍の母数がある
  • 2本1組で¥14,980という価格に、TRSバランス入力を含む4系統の入力とヘッドホン出力が収まっている
  • 背面ノブと専用アプリの両方からルーム補正を扱え、デスク特有の反射や壁際設置に機器側で対応できる

気になる点

  • Bluetoothの対応コーデックはSBCのみで、LDACやAACは非対応。ワイヤレス側のハイレゾ認証も付いていない
  • USB-C入力・光デジタル入力を持たないため、PCとUSB1本で繋ぐ構成やテレビの光出力直結には別機器が要る
  • 低域は52Hzまでで、3.5インチという口径どおり、重低音の量感を主目的にする用途とはトレードオフになる
02 第2位

EDIFIER MR4 MKII(2本1組/合計80W バイアンプ/XLR・LDAC対応)

EDIFIER MR4 MKII モニタースピーカー XLR入力搭載の2本1組モデル

この製品を一言で言えば「入口を両側に広げた1組」です。片側はXLRで、オーディオインターフェースやミキサーといった業務系の出力をそのまま受けられます。もう片側はBluetooth 6.0 の LDACで、対応するスマートフォンから高いビットレートで飛ばせます。本記事でXLRを持つのは HS5 とこの製品だけ、LDACを持つのはこの製品だけで、両方を1組で満たすのは MR4 MKII のみという整理になります。出力は合計80W。公式の内訳はミッドバス30W×2とツイーター10W×2で、高域と低域を別のアンプが駆動するバイアンプ構成です。ドライバーは4.5インチのミッドバスと1インチのシルクドームツイーターで、再生帯域は50Hz〜40kHz、最大音圧は98dB(1m)。Best 1 の MR3(3.5インチ・合計36W)と比べると、口径が一回り大きくなり、アンプの規模が倍以上になったという位置づけです。ここで注意が必要なのが型番です。無印のMR4(本記事4位)は合計42W・4インチ・Bluetooth非搭載で、MKII とは出力もドライバーもワイヤレスの有無も違います。EDIFIER のラインでは数字の大小が上下関係を示さない点にも注意が要り、MR3 は MR4 より新しい世代ですが、出力とコーデックでは MR4 MKII の下位にあたります。価格の¥29,980は2本1組の価格で、重量が「1セットの合計6.63kg」と公式に明記されていること、5mのスピーカー接続ケーブルが同梱されることからも確認できます。弱点としては、コーデックがLDACとSBCのみでAACの記載がないこと。iPhone との組み合わせでは SBC になります。低域は50Hzまでで、より下の帯域まで必要なら公式にサブウーファーとの組み合わせが用意されています。

良い点

  • 本記事で唯一、XLRバランス入力とBluetooth LDACの両方を備える
  • 合計80Wのバイアンプ構成に4.5インチミッドバス+1インチツイーターで、本記事のEDIFIER 3機種では最も規模が大きい
  • 入力がXLR・TRS・RCA・3.5mm・Bluetoothの5系統あり、業務系と民生用のどちらの機材とも直結できる

気になる点

  • 対応コーデックはLDACとSBCのみで、AACの記載がない。iPhoneとの接続ではSBCになる
  • 無印のMR4と型番が1語違いで、無印はBluetooth非搭載・合計42Wの別製品。検索結果で並ぶため取り違えやすい
  • 低域は50Hzまでで、より下の帯域が必要な用途ではサブウーファーの追加が前提になる
03 第3位

YAMAHA MS101-4(★1本売り/4インチフルレンジ/マイク入力対応)

YAMAHA MS101-4 パワードモニタースピーカー 1本売りのコンパクトモデル

本記事で唯一の1本売りである点を、もう一度はっきり書いておきます。ヤマハの取扱説明書の同梱品は電源コードと説明書の2点のみで、スピーカーケーブルも2本目の筐体も入りません。説明書自体が「4インチのフルレンジスピーカーをコンパクトなバスレフ型キャビネットに搭載した単体機」として書かれており、システムを広げる場合は「もう1台のMS101-4」を繋ぐという記述になっています。したがってステレオで鳴らすには2本購入が必要で、実質は約¥35,160。この点を織り込めば、この製品には他にない強みがあります。ひとつはフロントのコンボジャックで、XLRと標準フォーンのどちらも挿せるうえ、MIC/LINE の切替スイッチが付いているためダイナミックマイクを直接挿せます。ふたつめは3系統の入力を同時にミックスして鳴らせること。フロントのコンボ、リアの3.5mmステレオミニ、リアのTRSフォーンを挿しっぱなしにでき、PC・楽器・マイクを繋いだままにできます。みっつめは設置の自由度で、底面に3/8インチのネジ穴とM5のネジ穴(2カ所)を備え、マイクスタンドや壁面・天吊り金具に直付けできます。142×196×187mm・2.1kgという小ささもあり、デスクの上を空けたい場面では効いてきます。出力は30Wですが、公式はダイナミック値であり連続出力は20Wと注記し、測定条件も120V・保護回路を解除した状態と明示しています。数字の読み方まで公開されているのは、仕様の検証可能性という点で評価できる部分です。一方で、Bluetooth・USB・光デジタル・RCAはいずれも非搭載で、接続は有線の3系統のみ。3.5mm入力もステレオ信号をL+Rにミックスしてモノラル再生する仕様です。もともとPAや電子楽器のモニター用途を主眼にした業務系のモデルで、意匠も操作系もデスク映えより実用に振られています。

良い点

  • フロントのコンボジャック(XLR/標準フォーン)とMIC/LINE切替により、ダイナミックマイクを直接挿せる
  • 3系統の入力を同時に接続してミックス再生でき、PC・楽器・マイクを挿しっぱなしにできる
  • 底面に3/8インチとM5のネジ穴があり、マイクスタンドや壁面・天吊り金具に直付けできる

気になる点

  • 本記事で唯一の1本売りで、ステレオにするには2本必要(実質約¥35,160)。3.5mm入力もL+Rをミックスしたモノラル再生になる
  • Bluetooth・USB・光デジタル・RCAをいずれも備えず、接続は有線3系統のみ。入力ケーブルも付属しない
  • 4インチフルレンジ1発で再生下限は77Hz(-10dB)。低域の量感より定位と扱いやすさに振った構成になっている
04 第4位

EDIFIER MR4/ED-MR4-WH(2本1組/合計42W/Bluetooth非搭載の有線モデル)

EDIFIER MR4 ホワイト ED-MR4-WH 2本1組の有線モニタースピーカー

本記事のなかで「Bluetoothを積まないこと」がそのまま性格になっている1組です。メーカー公式の仕様表に並ぶ接続は6.35mm TRSバランス/RCAアンバランス/3.5mm AUX と、前面のヘッドホン出力のみ。無線に関する記載は一切ありません。後継の MR4 MKII が Bluetooth 6.0 の搭載を新機能として打ち出していることからも、この世代が有線専用であることは裏が取れます。実際、販売ページのレビューにも「Bluetooth無しのモデルだと後から気づいた」という趣旨の投稿があります。ワイヤレスを使う予定があるなら、ここは購入前に必ず確認しておきたい一点です。逆に言えば、PCやオーディオインターフェースに挿しっぱなしで使うのであれば、無線がないことは実用上の欠点になりません。出力は合計42W(21W+21W)、ドライバーは4インチウーファーと1インチシルクドームツイーターの2ウェイです。Best 1 の MR3(3.5インチ・合計36W)よりわずかに口径が大きく、MR4 MKII(4.5インチ・合計80W)よりは小さい、という中間の位置づけになります。価格の¥18,870も2本1組の価格で、公式の重量表記が「4.5kg(1セットの合計)」であることから確認できます。寸法は公式値でメイン140×228×197.5mm、サブ140×228×184mm。国内の販売ページでは奥行を170mmと記載しているところもあり、公式値とは差があります。突起部の扱いの違いと見られますが、設置スペースを計算するときは大きい方(約198mm)で見積もっておくのが安全です。ホワイトの型番は ED-MR4-WH で、色違いでも仕様は同じです。

良い点

  • TRSバランス・RCA・3.5mmの有線3系統に前面ヘッドホン出力と、有線で使う分の構成が過不足なく揃っている
  • 4インチウーファー+1インチツイーターの2ウェイで、合計42Wと本記事のMR3より一回り大きい
  • 2本1組で¥18,870、白(ED-MR4-WH)と黒の色展開があり、デスクの色に合わせられる

気になる点

  • Bluetooth非搭載の有線専用モデル。MR4 MKIIと型番が1語違いのため、ワイヤレス目的で購入すると想定と食い違う
  • 公式の奥行197.5mmに対し、国内の販売ページには170mmと記載するものがあり、寸法表記に差がある
  • レビューは3件と本記事では母数が小さく、評価の確からしさという点では上位2組に劣る
05 第5位

YAMAHA HS5(ペア出品/1本あたり70W バイアンプ/XLR・TRS のみ)

YAMAHA HS5 パワードスタジオモニター ペア出品 5インチウーファー搭載

本記事で最も大きく、最も業務機らしい構成です。出力は1本あたり70Wで、内訳は低域45W・高域25W。帯域ごとに独立したアンプが駆動するバイアンプ構成で、ドライバーは5インチのウーファーと1インチのドームツイーター、クロスオーバーは2kHz、再生帯域は54Hz〜30kHz(-10dB)です。本記事で唯一の5インチで、口径だけを見れば MR4 MKII や JBL 104-BT-Y3 の4.5インチをさらに上回ります。販売単位には注意が必要です。ヤマハ公式の仕様表は梱包数量1台、同梱品は取扱説明書と電源コードのみで、製品としては1本売り。今回掲載している¥38,500は販売店が2本を組んだペアのセット価格です。市場には同じ型番で1台売りとペアの出品が併存しており、価格比較サイトがわざわざ「購入の際は販売本数をご確認ください」と注意書きを出すほどなので、商品名の「(ペア)」表記を必ず確認してください。もうひとつ、入力がXLRとフォーン(TRS)のみである点も購入前の確認事項です。RCAも3.5mmもないため、PCのイヤホン端子から直接鳴らす構成は成立しません。オーディオインターフェースかDACを挟むか、変換ケーブルを用意することになります。しかも公式の注記ではXLRとフォーンはパラレル接続で、2系統を切り替えるセレクターではありません。設置面では、電源が1本ごとに独立するためコンセントを2口占有し、公式に横向き設置をしないよう明記されています。壁掛け・天吊り用のネジ穴も本体にはなく、対応するのは別型番(HS5I)です。一方で背面のROOM CONTROL(500Hz以下を0/-2/-4dB)とHIGH TRIM(高域±2dB)により、壁際やデスク反射といった環境差を機器側で補正できます。

良い点

  • 1本あたり70W(低域45W+高域25W)のバイアンプ駆動で、本記事で唯一の5インチウーファーを搭載する
  • 背面のROOM CONTROLとHIGH TRIMにより、壁際設置やデスク反射といった環境差を機器側で補正できる
  • XLRとTRSのバランス入力で、+4dBuの業務レベルと-10dBuの民生レベルのどちらにも入力感度が対応する

気になる点

  • 入力がXLRとフォーンのみでRCAも3.5mmもなく、PCのイヤホン端子から直接鳴らすにはインターフェースや変換が要る
  • 製品としては1本売りで、市場には1台売りとペアの出品が併存する。購入時は商品名の販売本数の表記確認が必要
  • 電源が1本ごとに独立してコンセントを2口使い、公式に横向き設置は不可。壁掛け用のネジ穴も本体にはない
06 第6位

JBL PROFESSIONAL 104-BT-Y3(2本1組/4.5インチ同軸/Bluetooth 5.0/国内正規3年保証)

JBL PROFESSIONAL 104-BT-Y3 同軸ドライバーのデスクトップモニタースピーカー

構造がいちばん特徴的な1組です。低域ドライバーの中心に高域ドライバーを配置した同軸(コアキシャル)構造で、国内代理店の仕様書ではLFが4.5インチ(114mm)、HFが0.75インチ(19mm)、クロスオーバーは1,725Hzと記載されています。同軸のねらいは音の出どころを1点に揃えることで、公式は指向角度を水平・垂直とも120°まで広げていると説明しています。デスクに直置きして、体の位置が多少ずれても聴こえ方が大きく変わりにくいという方向の設計です。サイズは153×247×125mmで、奥行125mmは本記事6製品でいちばん薄い数字です。モニターの横のわずかな隙間に収めたい場面では、この数字が効いてきます。配線もシンプルで、アンプ・電源・入力端子をすべてマスター側に集約しており、公式は「エクステンションスピーカーは電源が不要」と明記しています。コンセントは1口、左右は付属の約2mケーブルで繋ぐ構成です。入力は背面のTRSバランスとRCA、フロントの3.5mm、そしてBluetooth 5.0。フロントのINPUT SELECT ボタンで AUX/RCA/TRS/ALL を手元で切り替えられるのは、本記事の6製品では珍しい仕様です。ヘッドホン端子もフロントにあり、挿すと自動でスピーカー出力がミュートされます。末尾の「-Y3」は国内代理店ヒビノ扱いを示し、メーカー2年保証に独自の1年を加えた3年保証が付きます。弱点はXLR入力がないこと(バランス接続はTRSのみ)と、Bluetoothのコーデックが SBC と AAC のみであること。なお対応コーデックについては、価格比較サイトの一部に aptX 対応と記載する誤りがあり、代理店の仕様書自体も「ACC」と誤植しています。正しくは SBC と AAC の2種です。

良い点

  • 4.5インチ同軸ドライバーと120°×120°の指向角度で、デスク直置きでも聴取位置の自由度が高い
  • 奥行125mmは本記事6製品で最も薄く、モニター横の狭い場所に収まる
  • フロントの入力切替ボタンでAUX・RCA・TRSを手元で選べ、エクステンション側は電源不要でコンセントは1口で済む

気になる点

  • XLR入力がなく、バランス接続はTRSのみ。XLR出力しか持たない機材とは変換ケーブルが要る
  • Bluetoothの対応コーデックはSBCとAACのみ。加えて価格比較サイトに aptX 対応という誤記があり、情報源によって記載が食い違う
  • アンプと入力端子がマスター側に集約されているため、左右どちらにマスターを置くかを設置前に決めておく必要がある
— FAQ

よくある質問

商品ページの価格が1本ぶんかペアぶんか、どこで見分けられますか?
確認できる場所が3つあります。ひとつめは商品名で、「(ペア)」「1ペア」「2本セット」といった表記があればその価格は2本ぶんです。本記事のYAMAHA HS5がこの形で、¥38,500は販売店が2本を組んだペアのセット価格です。ふたつめは仕様表の重量欄で、EDIFIER MR3が「約3.85kg(1セットの合計)」、MR4 MKIIが「約6.63kg(1セットの合計)」と書かれているように、2本1組の製品は合計値で記載されることが多くあります。みっつめは同梱品欄で、2本1組の製品にはアクティブ側とパッシブ側を結ぶスピーカー接続ケーブルが必ず付きます。逆にYAMAHA MS101-4の同梱品は電源コードと取扱説明書だけで、ここからも1本売りだと判断できます。表記が見当たらない場合は、価格そのものも手がかりになります。1本売りの製品でペア相当の価格が付いていれば2本セットの出品である可能性が高く、単品最安の2倍前後かどうかで見当がつきます。
PCのイヤホン端子に挿すだけで使えますか?
製品によって分かれます。本記事の6製品のうち、3.5mmのステレオミニ入力を持つのはEDIFIER MR3・MR4・MR4 MKII、JBL 104-BT-Y3、YAMAHA MS101-4の5製品で、これらはPCのイヤホン端子から直接繋げます(ケーブルは製品により付属の有無が異なり、MS101-4は入力ケーブルが付属しません)。一方でYAMAHA HS5は入力がXLRとフォーン(TRS)のみで、RCAも3.5mmもありません。この場合はオーディオインターフェースやDACを間に置くか、変換ケーブルを用意することになります。もうひとつ知っておきたいのは、3.5mm入力での再生がステレオになるとは限らないことです。MS101-4はメーカーの説明書に、ステレオ入力信号を左右ミックスしてモノラルで再生すると明記されています。ステレオで鳴らしたい場合は、この点も含めて2本必要になります。

3.5mm・RCA・TRS・Bluetoothの4系統に対応する EDIFIER MR3(2本1組 ¥14,980)を見る

EDIFIER の MR3・MR4・MR4 MKII は何が違うのですか?
3つとも2本1組で、違いは出力・ドライバー・ワイヤレスの3点です。MR3は合計36W(18W+18W)、3.5インチのミッドバスと1インチツイーター、Bluetooth 5.4でコーデックはSBCのみ。MR4は合計42W(21W+21W)、4インチウーファーと1インチツイーターで、Bluetoothは非搭載の有線専用です。MR4 MKIIは合計80W(30W×2+10W×2)のバイアンプ構成、4.5インチのミッドバスと1インチツイーターで、XLR入力とBluetooth 6.0(LDAC/SBC)を備えます。注意したいのは型番の数字が上下関係を表していないことで、MR3はMR4より新しい世代ですが、出力とコーデックではMR4 MKIIの下位にあたります。またMR4とMR4 MKIIは名前が1語違いですが、無線の有無・出力・口径がいずれも異なる別製品です。検索結果に並んだときは末尾の「MKII」の有無を確認してください。

XLR入力とLDACを備える EDIFIER MR4 MKII(2本1組 ¥29,980)を見る

出力のWが大きいほど音が良いということですか?
単純にはそう読めません。理由は、各社が示すWの数え方と測り方が揃っていないからです。本記事の6製品でいうと、EDIFIER MR3の36W、MR4の42W、MR4 MKIIの80W、JBL 104-BT-Y3の60Wはいずれも2本を合計した値です。一方でYAMAHA HS5の70Wは1本あたりの値で、ペアなら合計140W相当になります。YAMAHA MS101-4の30Wは1本の値であり、しかも公式が「ダイナミック値であり連続出力は20W」「測定は120V・保護回路を解除した状態」と注記しています。つまり同じ「W」でも、数える単位も測定条件も同じではありません。比較するときは、まず合計か1本あたりかを揃えたうえで、最大音圧(dB SPL)とドライバー口径を併せて見るのが実態に近い読み方です。デスクでの近距離再生では、Wの大小より口径と設置位置のほうが聴こえ方に効いてきます。
Bluetooth対応と書いてあれば、スマホから高音質で飛ばせますか?
対応コーデックによって変わります。本記事でBluetoothを搭載するのは3製品で、EDIFIER MR3がSBCのみ、EDIFIER MR4 MKIIがLDACとSBC、JBL 104-BT-Y3がSBCとAACです。コーデックは音をどのように圧縮して送るかの方式で、送る側と受ける側の両方が対応していないと使われません。iPhoneはAACに対応し、Androidの一部はLDACに対応するという分かれ方をするため、「Bluetooth対応」という表記だけでは自分の環境で何が使われるかは決まりません。もうひとつ、EDIFIERの公式比較表ではハイレゾ認証が有線とワイヤレスで別々に扱われており、MR3は有線側の認証を取得している一方でワイヤレス側の認証は付いていません。ワイヤレスでの伝送品質を重視するなら、対応コーデックの一覧を製品ページで確認するのが確実です。なおEDIFIER MR4(無印)、YAMAHA HS5、YAMAHA MS101-4はBluetoothを搭載していません。

今回は「デスクトップモニタースピーカー」というくくりで、1万円台から3万円台の6製品を比較しました。価格は¥14,980から¥38,500まで約2.6倍の幅がありましたが、その幅を作っていたのは音の良し悪しではなく、販売単位(1本か2本1組か)・入力端子・ワイヤレスの有無・ドライバー口径という、購入前に確認できる4点でした。選び方の骨子は「①その価格が1本ぶんか2本1組かを確かめる(重量欄の『1セットの合計』表記と、スピーカー接続ケーブルの同梱が手がかり) → ②今の機材の出力端子が、候補製品の入力一覧にあるかを見る → ③Bluetoothは有無ではなくコーデックまで確認する → ④出力のWは合計か1本あたりかを揃えてから比べる → ⑤電源の本数・左右間ケーブル・置き方の制約を先に確認する」の順です。判断材料が最も多いのはEDIFIER MR3(2本1組・レビュー377件)、XLRとLDACを1組で満たすのはEDIFIER MR4 MKII、マイクも挿せて1本で完結させたいならYAMAHA MS101-4(1本売り)が入口になります。もっと手前の価格帯から見たい方はPCスピーカーの比較、ケーブル1本で完結させたい方はUSB-C接続スピーカー、ゲーム中心の使い方ならゲーミングスピーカーもあわせてご覧ください。価格・在庫・仕様は時期や出品により変わりますので、最終的な内容はリンク先の商品ページで必ずご確認ください。

最終更新: 2026年8月10日 / 価格・在庫情報は変動します。最新情報は各販売サイトでご確認ください。
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