サバ裂き包丁(ニシン裂き)留萌型　刃渡り135mm 越後三条

伝統の地金と鋼の複合構造の片刃です
材質は軟鉄と鉄鋼の為錆びに弱いのが難点ですが普段の手入れで防げます
長所は何と言っても良く切れて研ぎやすい事です
表面は伝統の黒打ち仕上げです
鋼には和式刃物の高級材と言われている 安来青紙鋼です
本品は実際に主に北海道の漁業現場で使われている業務用実用品の為体裁のための付加価値は一切ありません

名前は「サバ裂き 鯖裂き」ですが、実際に使うのはニシンの加工用です。数の子でパンパンになったニシンの腹を、数の子を傷めないように取り出すため先がとがっています。かつて全盛を極めた鰊景気の一翼を担った包丁です。
鰊用なのになぜ鯖裂きなのか、名前に関しては私も不思議に思っていましたが、もはやその由来を知る人はいなくなりました。（ご存じの方は教えてください）
ニシン漁や北洋でのサケ漁が盛んな時、季節労働者として内地から渡ってきたヤン衆達により北海道以外の漁業現場にも伝わり、使われるようになりました

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