SK11 卓上ボール盤 600W SDP-600V 木工 鉄工 穴あけ ねじ締め

私の経験によれば中国製は未完成であり、分解し補修調整する必要がある。 まして組立製品であれば、自分で最終加工が必要である。 この製品は数十年前に進化を停止したかのような作りだが、 最終工程を施すとなれば、Simple is bestである。 さて、開梱すると、あれ？妙に油が少ない、あれ？バリが処理されてる。 ・・・あ、これ台湾製だ。 ギアレールの両端押さえの塗装を回して剥がす必要があったが、 概ね何の調整もなく組み立てられてしまった。 プーリを手で回して芯ぶれを測定してみると数μmしかぶれていない。 ところが、モーターを回してみると50μm近くぶれる。 調べてみると、テーブルから見たスピンドルはぶれていない。 ぶれているのはワークテーブルで、 ベースプレートと本体を節にしてパイプが定在波振動している。 支柱のパイプの厚みが薄過ぎるのである。なんて残念な・・・。 さて、付属チャックの見た目が良かったので無駄な買い物したかと思ったが、 既に噂に乗せられてユキワのチャックを買った後だったので、ユキワの方を挿した。 φ3mm超硬丸棒で約100μm、φ12mmで約50μmのぶれ。 期待したほどではなかったがスペック相応であった。