アジアの独裁と「建国の父」 英雄像の形成とゆらぎ

英雄像の形成とゆらぎ 根本 敬 粕谷 祐子 彩流社アジアノドクサイトケンコクノチチ ネモト ケイ カスヤユウコ 発行年月：2024年02月26日 予約締切日：2023年12月20日 ページ数：340p サイズ：単行本 ISBN：9784779129544 根本敬（ネモトケイ） 1957年生まれ。上智大学名誉教授。専門はビルマ近現代史 粕谷祐子（カスヤユウコ） 1968年生まれ。慶應義塾大学法学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序　権威主義体制における正統性問題と「建国の父」ー比較分析試論／第1部　神格化される「建国の父」（中国　毛沢東のふたつの神話ー「二万五千里長征」と「抗米援朝」／北朝鮮　金日成ー「偉大な首領様」の神話化／ベトナム　ホー・チ・ミンー偶像化が進む民族の慈父）／第2部　権威主義リーダーの交代と「建国の父」（ミャンマー　アウンサンー三二歳で暗殺された指導者の歩みと、独立後の顕彰のゆらぎ／カンボジア　シハヌークー復活を繰り返した長命な「建国の父」／パキスタン　ムハンマド・アリー・ジンナーームスリムの自由を求めた「建国の父」　ほか）／第3部　民主化と「建国の父」（韓国　李承晩ー失墜した韓国の「建国の父」／台湾　蒋介石ー中華民国在台湾の「建国の父」／インドネシア　スカルノーインドネシアが求めた政治的役割） 毛沢東、金日成、ホー・チ・ミン、アウンサン、シハヌーク、ジンナー、ナザルバエフ、カリモフ、ニヤゾフ、李承晩、蒋介石、スカルノー独裁体制を維持するための正統性シンボルに活用されたこれらの「建国の父」像は、各国の体制よってどのように継承され、変容していったのか。 本 人文・思想・社会 政治