萩原朔太郎「意志」の覚醒

著者堤玄太(著) 勝原晴希(編) 安藤宏(編)出版社森話社発行日2012年12月ISBN9784864050432ページ数244Pキーワードはぎわらさくたろういしのかくせい ハギワラサクタロウイシノカクセイ つつみ げんた かつはら はる ツツミ ゲンタ カツハラ ハル9784864050432内容紹介敗北とは「意志」の挫折ではなく、宿命に従うとは「意志」の喪失ではない—朔太郎がその著作活動で迎えた劇的な転機に注目し、「本当の意志」への覚醒によって変貌していく作家像をとらえる。ほかに、室生犀星・佐藤惣之助・金子光晴論、メディアや歌の翻訳に関する論考などを収める。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次1（萩原朔太郎「意志」の覚醒/萩原朔太郎「情緒」の別れ—昭和四年の朔太郎ノート/「漂泊者の歌」試論—旧約聖書受容の側面から/萩原朔太郎の恋愛詩を考える準備として—初期詩篇を読むための一素描/『新しき欲情』ノート/大正一二年の萩原朔太郎—女性・他者・個人主義を巡る試論）/2（『鉄集』小考—室生犀星における詩と小説の解明のために/佐藤惣之助と『日本詩人』/金子光晴のアジア—マレー半島での意識の転位を中心に/「うたう」メディア戦略—『キング』版「愛国百人一首」を中心とした一素描/『愛国百人一首』を読む/“翻訳”という冒険—小学唱歌からj‐popまで/“ともだち”の行方—近代文学から考える日本の一〇〇年（素描））

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敗北とは「意志」の挫折ではなく、宿命に従うとは「意志」の喪失ではない―朔太郎がその著作活動で迎えた劇的な転機に注目し、「本当の意志」への覚醒によって変貌していく作家像をとらえる。ほかに、室生犀星・佐藤惣之助・金子光晴論、メディアや歌の翻訳に関する論考などを収める。