宝石 欲望と錯覚の世界史

エイジャー・レイデン 和田 佐規子 築地書館ホウセキヨクボウトサッカクノセカイシ エイジャー レイデン ワダ サキコ 発行年月：2017年12月11日 予約締切日：2017年11月28日 ページ数：384p サイズ：単行本 ISBN：9784806715481 レイデン，エイジャー（Raden,Aja） シカゴ大学で古代史と物理学を学ぶ。在学中に著名なハウス・オブ・カーン・エステート・ジュエラーズのオークション部に部長として勤務。また、ロサンゼルスに拠点を置く宝飾ブランド、タコリ社で7年以上にわたってシニアデザイナーとして働いた経験を持つ。経験豊かなジュエラーであり、研鑽を積んだ科学者でもある。カリフォルニア州ビバリーヒルズに住む 和田佐規子（ワダサキコ） 岡山県の県央、吉備中央町生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。夫の海外勤務に付き合ってドイツ、スイス、アメリカに合わせて9年滞在。大学院には19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化（翻訳文学、翻訳論）。首都圏の3大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1部　WANT　欲望ー思い込みと希少性　石が宝石になるための「価値の幻想」とは（マンハッタンを買い上げたガラスビーズの物語／「永遠の輝き」は本物か？ー婚約指輪の始まり／エメラルドのオウムとスペイン帝国の盛衰）／第2部　TAKE　獲得ー歴史を動かすもの　私達の行動を形作る宝石の意味（フランス革命を起こした首飾り／姉妹喧嘩と真珠／ソヴィエトに資金を流す金の卵）／第3部　HAVE　所有ー誰でも手に入れられるもの　真珠と腕時計ー一個の宝石が社会変革を起こす（真珠と日本ー養殖真珠と近代化／タイミングが全てー第一次世界大戦と最初の腕時計） 美しい宝石や高級腕時計を手に入れたい。そして、それを身につけている姿を、誰かに見てもらいたい。人はなぜ、きらきら輝く宝石や腕時計に惹きつけられてしまうのか。宝石の価値とは、一体何なのか。マリー・アントワネット、エリザベス女王、御木本幸吉、デビアス。人々を虜にし、国をも動かしてきた宝石の魅力を、社会史、文化史として華麗に綴った8章。 本 人文・思想・社会 歴史 その他 科学・技術 地学・天文学