老子 (ちくま学芸文庫)

ちくま学芸文庫 福永光司 筑摩書房ロウシ フクナガ,ミツジ 発行年月：2013年01月 ページ数：383p サイズ：文庫 ISBN：9784480095138 福永光司（フクナガミツジ） 1918ー2001年。中国思想史家。老荘思想・道教研究の第一人者。京都大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 上篇（道経）／下篇（徳経） 自己研鑽し、知識を増やすことは、かえって人間を不幸にするのではないかー才知がものをいい、相手を出し抜き、騙すことまでもが出世につながる中国戦国時代の中で、老子はそう考えた。そして農村の自然で素朴な生活に人間の幸せな生き方を見出し、「無為自然」の境地にいたる。無為とは不必要なことは行わないという意味で、孔子をはじめ儒家が貴ぶ学問も、自我を肥大化させるだけの不必要なものと批判した。競争社会を強く否定する老子の思想は、生き方に迷う多くの日本人を魅了してきた。己れの無力を知り、自由に生きるための知恵を、碩学・福永光司の名訳と詳細な注釈で読む。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 文庫 人文・思想・社会

出版社名：筑摩書房
著者名：福永光司
シリーズ名：ちくま学芸文庫
発行年月：2013年01月
キーワード：ロウシ、フクナガ,ミツジ