食権力の現代史 ナチス「飢餓計画」とその水脈 [ 藤原

ナチス「飢餓計画」とその水脈 藤原 辰史 人文書院ショクケンリョクノゲンダイシ フジハラ タツシ 発行年月：2025年09月17日 予約締切日：2025年09月16日 ページ数：326p サイズ：単行本 ISBN：9784409511084 藤原辰史（フジハラタツシ） 1976年、北海道旭川市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程中途退学。博士（人間・環境学）。京都大学人文科学研究所教授。専門は農と食の現代史。著書に、『ナチス・ドイツの有機農業』（柏書房、2005年／新装版2012年／第1回日本ドイツ学会奨励賞）、『ナチスのキッチン』（水声社、2012年／決定版：共和国、2016年／第1回河合隼雄学芸賞）、『給食の歴史』（岩波新書、2018年／第10回辻静雄食文化賞）、『分解の哲学』（青土社、2019年／第41回サントリー学芸賞）などがある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　歴史概念としての食権力／第1章　第一次世界大戦と食権力ーナチス飢餓政策の精神的基層／第2章　ナチスの飢餓政策ー史上最大の殺人計画／第3章　ナチスの飢餓から世界の飢餓へージ・カストロの「政治生態学」／第4章　イスラエルの食権力ー洗練される生態学的統治／終章　ナチスとイスラエルと現在の飢餓をつなぐもの なぜ、権力は飢えさせるのか？飢餓という暴力の歴史をたどる。ー史上最大の殺人計画「飢餓計画」。ソ連の住民3000万人の餓死を目標としたこのナチスの計画は、どこから来てどこへ向かったのか。その世界史的探究の果てに、著者は、「飢餓計画」と現代世界の飢餓を結ぶ重要人物を探り当てる。飢餓を終えられない現代社会の根源を探る画期的歴史論考。 本 ビジネス・経済・就職 産業 農業・畜産業