城郭研究最前線―ここまで見えた城の実像 (別冊歴史読本

文献研究と考古学研究の進展により大きな転換点を迎えた城館研究の現状をさまざまな課題を含めて総覧する。
戦争をテーマにした城館研究から、城内の人々の暮らしにまで目を向けた新しい研究の動向を紹介。

目次

城郭研究への招待

第1部　よみがえる城と戦い
・仮想城下町探訪
・城の原像
・描かれた城を読む
・「肥前名護屋図」?風を読む
・秀吉が築いた城―倭城
・小牧・長久手の戦い

第2部　城郭研究最前線
・弥生の防御集落と豪族居館
・御所ケ谷神籠石
・防御性集落 高屋敷館遺跡
・柳之御所遺跡
・阿津賀志山防塁
・十三湊と安藤氏
・四万十の小さな村の小さな城
・一向一揆の城
・七尾城・三宅御土居
・八王子城跡御主殿の発掘
・大坂城とその城下
・原城と島原の乱
・江戸城下尾張藩大名屋敷
・近世陣屋を調査する
・植生史からみた城の環境
・城の中の食生活