謎解きはディナーのあとで 1／東川篤哉

「宝生グループ」の令嬢であり、警視庁の刑事？という主人公である宝生麗子と、麗子の執事であり麗子にむかって平然と「この程度の 真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」と暴言を吐きまくる影山の凸凹コンビが、国立界隈で発生する難事件に挑む同作品。 短編小説集となっていて、麗子と景山が個々の事件で大活躍！ 特に、麗子が伝える事件のあらましだけで、犯人を割り出してしまう景山は そのスマートさとお嬢様である麗子をコケにする痛快がホントかっこいいです。 安楽椅子探偵（Armchair-Detective）の面目躍如といったところです。