逆説の日本史 23/井沢元彦

私は井沢元彦さんの作品のファンであります。 宗教が人類の営みに多大な影響力を持つ点に注目され、人類の歴史を分析されているところに面白さを感じます。 ただ、あまりにも儒教、特に朱子学の影響を過大に評価されている点に疑問があります。 私自身の考えは、朱子学と同じような物事の認識の仕方や言動を他の文化圏でも感じるので、人類が共通して持つ悪い面が朱子学によって煽られているだけのように感じます。 そのため「逆説の日本史23」は、朱子学の悪影響を、くどく書かれている点はあまりよくないと思いました。 それと朱子学の洗脳からの解放の方法も是非教えていただきたいです。

逆説の日本史シリーズは文庫になり次第全巻買っていますが、こちらの地区の書店には置いてなかったり、数が少なかったりと新刊出ていても新刊のこずみに無かったりと、探すのが大変でした。賛否両論ある本書ですが、毎回楽しく読ませて戴いています。近代編楽しみです。