スイッチを押すとき 角川文庫／山田悠介

中古なのである程度は覚悟していましたが汚すぎです。

読み終わってから､ここのレビューを見たけど５点ばかりでビックリしました｡ 良いという評価ばかりですから…多分書いているのは10代の人が多いのではないかと思います。 アマゾンのレビューはこことはだいぶ違いますから､読もうか迷っている方はそっちも参考にしたほうがいいと思います。 これはフィクションだからと割り切ってはいたものの､所々に出てくる風景描写など矛盾点に疑問を持ってしまいます｡2030年ってそんなに今と変わってないなーと｡ とにかく終始悲しい話なので、最後くらいハッピーエンドにして欲しかった。ハッキリ行って読後感はやりきれなさと黒い雲に包まれているような暗い気持ちしかありません｡ 人の命ってもっと尊いものです｡ 山田悠介さんの著書を初めて読みましたが､おそらく他もこのような作品でしょう。 借りて読んだのですが、私は買わなくて良かったと思いました。もう読むことはないので｡ 真沙美､亮太､君明､了たちと同じ17歳くらいの時は､この本でも生きる意味を考えたりできたかもしれませんが、洋平と同じくらいの年代の私からすれば読みやすいけど記憶に残らない本よりも、もっと深くて心に残る本があるはずです｡