キャラ化する／される子どもたち／土井隆義

子どもたちにとって、現実を生き抜くための羅針盤、自己の拠り所である「キャラ」。この言葉をキーワードに現代社会の光と影を読み解き、「不気味な自分」と向きあうための処方箋を示す。

■カテゴリ：中古本
■ジャンル：政治・経済・法律 社会問題
■出版社：岩波書店
■出版社シリーズ：岩波ブックレット
■本のサイズ：単行本
■発売日：2009/06/01
■カナ：キャラカスルサレルコドモタチ ドイタカヨシ

排除型社会における新たな人間像 岩波ブックレット 土井隆義 岩波書店キャラカスル サレル コドモタチ ドイ,タカヨシ 発行年月：2009年06月 ページ数：63p サイズ：全集・双書 ISBN：9784000094597 土井隆義（ドイタカヨシ） 1960年生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科教授。専攻は社会学。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程中退（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　コミュニケーション偏重の時代（格差化する人間関係のなかで／コミュニケーション至上主義）／第2章　アイデンティティからキャラへ（外キャラという対人関係の技法／内キャラという絶対的な拠り所）／第3章　キャラ社会のセキュリティ感覚（子どもと相似化する大人の世界／子どもをキャラ化する大人たち）／第4章　キャラ化した子どもたちの行方 価値観が多元化した社会で感じる閉塞感。気遺いに満ちた「優しい人間関係」のなかで圏外化におびえる恐怖感。ケータイやネット、家庭から学校といった日常は、過剰な関係依存と排除で成り立っている。子どもたちにとって、現実を生き抜くための羅針盤、自己の拠り所である「キャラ」。この言葉をキーワードに現代社会の光と影を読み解き、「不気味な自分」と向きあうための処方箋を示す。 本 人文・思想・社会 社会 児童・青少年