アリーナ・イブラギモヴァ/ショスタコーヴィチ：ヴァイオリン協奏曲集

ピリオド楽器とモダン楽器の双方を自然に使いこなし、バロックから近現代作品までを深い感性で仕上げ、新時代を象徴するヴァイオリニストとしての道を華麗に歩むアリーナ・イブラギモヴァ。2018年度のレコード・アカデミー賞を受賞後、「フランク＆ヴィエルヌ」（PCDA 68204）、「ブラームス」（PCDA 68200）」と大ヒットを飛ばしてきたイブラギモヴァの新録音は、なんとショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲。共演は、ウラディーミル・ユロフスキと彼が音楽監督を務めるエフゲニー・スヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団。ダヴィッド・オイストラフに献呈されたロシアの偉大な2つの協奏曲を、痛切なまでに鋭く怜悧に響く圧倒的パフォーマンスで聴かせます。また、「第1番」第4楽章の冒頭のパッセージをオーケストラではなく独奏ヴァイオリンが演奏するという、作曲者のオリジナルの構想で収録していることも大きな特徴です。