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★リボン・マイクロフォン復権の象徴となったRoyer Labs Rシリーズの完全新作。 Royer Labs R-10は、高い品質が求められるレコーディング・スタジオにおける運用、あるいはオンステージのライブ・シーンで確かなパフォーマンスを発揮するモノラル仕様のパッシブ・リボン・マイクロフォンです。ルックス、サウンド、SPL性能、その全てにおいてRoyer Labsブランドの名に恥じないクオリティながら、コスト面でも納得できるマイクロフォンです。 R-10の生産は米国カリフォルニア州バーバンクにおいて全て手作業で行われています。コンパクトなボディ設計に加えてR-10独自のマウント方式を採用することで、限られたスペースにおいても自由にマイクプレイスメントを行うことが可能になりました。 Royer Labs社のフラッグシップ・モデル「R-121」と同じく、厚さ僅か2.5ミクロンのアルミニウム・リボンエレメントを採用し、加えてDavid Royerがデザインしたカスタム・トランスフォーマーを搭載することでオーバーロードのスレッショルドを限りなく高めています。希少金属であるネオジム製のマグネットとFlux-Frameデザインのトランスデューサーにより強力な磁界を生み出し、高感度かつ低ノイズという理想的なキャラクターを実現しました。さらにR-10には、R-101と同様の3層構造ウィンドスクリーンと内部ショックマウント構造のトランスデューサー・システムを惜しみなく投入しています。 R-10のサウンドはリボン・マイクロフォン特有のウォームでフルボディかつ極めてナチュラルなキャラクターであり、この音質をR-10の価格帯で実現するのは決して簡単なことではありません。 レコーディング・スタジオやライブ・シーンにおいてRoyerマイクロフォンに求められるもの。R-10にはその全てが詰め込まれています。ローエンドの端の端まで逃すことなくキャプチャーし、温かみと力強さが込められたミッドレンジを届け、全帯域に渡るスムースなキャラクター、これらを持ち合わせるR-10はブラスやパーカッション、ドラム、ストリングスなどリボン・マイクロフォンが活躍する場面においてその実力を存分に発揮するでしょう。 ●R-10 FAQ Q. R-10は、R-121など他のRoyer製品の競合モデルになりますか? A. いいえ、R-10はコスト面において秀でている機種であり、他のRoyer製リボン・マイクロフォンと競合するモデルではありません。資金的に余裕がある方はR-121やR-122 MKII、R-122Vなどの選択肢も検討されるでしょう。コストを抑えながらも秀でたパフォーマンスを発揮するR-10は、Rの名を冠する歴としたRoyer Labs Rシリーズ・マイクロフォンです。 既にRoyer Labsマイクロフォンを所有しており、リボン・マイクロフォンの活用の幅を広げるためにR-10を追加で購入するユーザーが一定割合を占めることと予想します。 Q. R-121とR-10の音質にはどのような違いがありますか? A. R-121は、R-10に比べて低域がタイトでハイエンドがより強く出てきます。このキャラクターの違いは、R-10に搭載されるトランスフォーマーとそのボディ形状に由来します。カスタムデザインのトランスフォーマーを採用したことでR-10の出力レベルはR-121に比べ5dB低くなり、その分ヘッドルームに余裕が生まれます。よりラウドでSPLの高いソースをリボン・マイクロフォンで収録するシーンも想定してR-10は設計されています。 Royer Labsのリボン・マイクロフォンはイコライザーとの相性が抜群に良く、高域に物足りなさを感じたら積極的にイコライザーでブーストして下さい。アコースティック楽器やボーカルを収録したトラックの12kHzあたりをグッと持ち上げてみると素晴らしい効果が得られるでしょう。R-10をエレキギター・キャビネットに立てた時、もう少し高域の歯切れの良さが欲しいと感じる場合にはEQによる補正が非常に効果的です。 Q. R-10の開発・製造にあたってコストカットを行った部分はありますか? A. いいえ、一切ありません。R-101をベースとして開発を進めたR-10は、その構造をよりシンプルかつコンパクトに仕上げて、生産量を上げることでコストを抑えています。その他にもカスタム・トランスフォーマーの採用やマウント方式の変更などによりR-10の価格を実現していますが、伝統的なRoyerブランドが誇る高水準の製造技術と品質管理については一切の妥協を許していません。 筐体の鋳造のみアジアで行い、リボンの装着や組み込みなどの作業は一貫してカリフォルニア州バーバンクのRoyer Labs社にて行っています。 Q. R-10はハイエンド・マイクロフォンをラインナップするRoyer Labs社のブランド・イメージにそぐわないのでは? A. 決してそんなことはありません。Royer Labs社はハイエンド・リボンマイクロフォンメーカーとして定着し、多くのユーザーの皆様に我々のマイクロフォンを所有いただき、またご期待をいただいております。R-10のリリースにより、ユーザーの皆様からのRoyerマイクロフォンに対する需要は変わらず増え続けると予想しています。市場に出回る多くの安価なリボン・マイクロフォンは決して良い品質であるとは言えませんし、そういった製品の購入者の中にはリボン・マイクロフォンに失望された方もいるでしょう。しかし、これから初めてリボン・マイクロフォンを手にする方にとって求めやすい価格のR-10は素晴らしい選択となるはずです。そしてR-10でリボン・マイクロフォンの魅力を知っていただいたユーザーの方々には、リボン・マイクロフォンの新たな選択肢としてR-121やR-122 MKII、あるいはSFシリーズを知っていただきたいと思っています。 レコーディング・スタジオだけでなく、R-10をツアーに持ち出しオンステージでエレキギター・キャビネットのマイキングに使用して下さい。Royer Labs社並びにリボン・マイクロフォンの価値を多くの方々に知っていただく良い機会になるはずです。 Q. R-10の出力レベルは低く設計されていますが、ハイゲインのマイク・プリアンプに接続しなければならないのですか? A. エレクトリック・ギターやブラス、ドラムなど、高SPLソースの収録においては十分な出力レベルが確保されています。SHURE SM57と比較しても感度は2dB勝っています。 ※より良い音質で録音するために ゲインを十分に稼ぐことができるマイク・プリアンプをお持ちであれば、シグナルパスを中継して出力レベルを増強させるゲイン・ブースターなどの機器は極力使用しないで下さい。マイク・プリアンプのゲインが低く、アコースティック・ギターやボーカルなどを収録するシーンでは、ゲイン・ブースターを用いることで適切なレベルまで出力を持ち上げることも可能です。 ※製品の仕様や外観は予告無く変更になる場合がありますので予めご了承下さい。

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