＜p＞人生は自分次第だなんて、大嘘である。＜/p＞＜p＞私たちは何もコントロールしていないが、あらゆることに影響を与えている。＜br /＞カオス理論や進化生物学、歴史、哲学など、多様な知見を縦横無尽に渉猟し、＜br /＞世界の成り立ちや人生について考えさせる、壮大かつ感動的な書。＜/p＞＜p＞あなたの人生は偶然が支配し、この世界は成り行きの産物である。＜br /＞成功や失敗も、進化も歴史も、小さな偶然の積み重ねに左右されている。＜/p＞＜p＞なのに、なぜ私たちはそこに理由や目的、秩序があると信じてしまうのか？＜br /＞このような世界を生きることに、どんな意味があるのだろうか？＜/p＞＜p＞あなたのすべての行動は、たとえそれがどんなに些細なものであっても、＜br /＞常に世界に影響を与え続けている。＜br /＞世界はカオス的であり、人生は偶然によってつくられるからこそ、豊かで価値があるのだ。＜/p＞＜p＞『フィナンシャル・タイムズ』紙や『ニュー・サイエンティスト』誌、＜br /＞ジョナサン・ゴットシャル（『ストーリーが世界を滅ぼす』著者）、＜br /＞ショーン・キャロル（『量子力学の奥深くに隠されているもの』著者）など、＜br /＞各紙誌や識者が絶賛する、人生の指針となる「偶然礼賛」の書。＜/p＞＜p＞【主な内容】＜br /＞第1章　はじめに＜br /＞第2章　何を変えてもすべてが変わる＜br /＞　ーーもつれ合って存在するなかでの個人主義の妄想＜br /＞第3章　万事が理由があって起こるわけではない＜br /＞　ーー偶然とカオスが推進する世界で偶発性が幅を利かせる理由＜br /＞第4章　私たちの脳はなぜ現実を歪めるのか？＜br /＞　ーー因果関係の単純なパターンを理解するように設計された頭の中では、ごまかしが役に立つ理由＜br /＞第5章　制御も予測も不可能な人間の大群＜br /＞　ーー自己組織化臨界性がブラック・スワンを生み出す理由＜br /＞第6章　ヘラクレイトスの不確実性の世界＜br /＞　ーー複雑で常に変わり続ける世界における確率の限界＜br /＞第7章　物語を語る動物＜br /＞　ーー物語（ナラティブ）バイアス、信念、カオス的な世界での合理的な決定理論の限界＜br /＞第8章　地球の籤引き＜br /＞　ーー地質が私たちの運命を決め、地理が私たちの進路を変える＜br /＞第9章　誰もがチョウのように＜br /＞　ーーあなたも含めて、誰もが絶えず私たちの世界を変えている＜br /＞第10章　私たちの人生を支配する時計と暦＜br /＞　ーーわずか一瞬の差であっても、タイミングは世界を変えるような影響を及ぼす＜br /＞第11章　計量化と馬鹿げた方程式＜br /＞　ーー人間社会を理解するよりもロケット科学のほうが易しい理由＜br /＞第12章　自由意志は世界を変えられるのか？＜br /＞　ーー人生は最初から決まっているのか、それとも、私たちは自由に未来を選べるのか？＜br /＞第13章　私たちのすることのいっさいが大切な理由＜br /＞　ーーカオス的で絡み合ったこの世界における不確実性の利点＜/p＞＜p＞謝辞＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちらをクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。