＜p＞＜strong＞大量殺戮兵器を生み出した、暗黒の化学史＜/strong＞＜/p＞＜p＞「核兵器」「生物兵器」と並ぶ、20世紀が生んだ大量殺戮兵器「化学兵器」。その威力は核兵器には劣るものの、作成に大掛かりな設備が必要なく、その種類も致死性から非致死性までと豊富なことから、「手軽な」殺戮兵器として、戦争・テロ・暗殺・暴徒鎮圧など、近現代史のあらゆる場面で使用されてきた。各種化学剤の製造法、性質、作用機序、対処法に始まり、使用法、同定法、開発史、実戦使用例、規制に至る、あらゆる面を網羅した、化学兵器のすべてがわかる本。＜br /＞兵器に盛り込まれた高度な技術を紐解くシリーズ「兵器の科学」第2弾＜/p＞＜p＞＜strong＞【目次】＜/strong＞＜br /＞『兵器の科学』シリーズ刊行にあたりまして＜br /＞はじめに＜br /＞第1章基礎知識＜br /＞第2章窒息剤＜br /＞第3章糜爛剤＜br /＞第4章神経剤＜br /＞第5章血液剤＜br /＞第6章嘔吐剤＜br /＞第7章催涙剤＜br /＞第8章無力化剤＜br /＞第9章特殊な化学兵器＜br /＞第10章使用方法＜br /＞第11章同定方法＜br /＞第12章各国での開発＜br /＞第13章実戦使用例＜br /＞第14章制限条約と現状、評価＜br /＞推薦図書＜br /＞おわりに＜br /＞附録＜/p＞＜p＞＜strong＞【著者】＜/strong＞＜br /＞多田将＜br /＞京都大学理学研究科博士課程修了、理学博士。高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所准教授。著書に『核兵器』『兵器の科学1 弾道弾』『放射線について考えよう。』（明幸堂）『核兵器入門』（星海社）『ソヴィエト連邦の超兵器戦略兵器編』（ホビージャパン）『ソヴィエト超兵器のテクノロジー戦車・装甲車編』『同・航空機・防空兵器編』（イカロス出版）『すごい実験』『すごい宇宙講義』（中公文庫）『宇宙のはじまり』『ミリタリーテクノロジーの物理学〈核兵器〉』『ニュートリノ』（イースト・プレス）がある。＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちらをクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。