＜p＞本書は、一九九九年に、ソニー・マガジンズより出版された『不滅のヒーロー　仮面ライダー伝説』の原本となるものである。したがって、既刊書の『仮面ライダー伝説』とは内容や構成も少し違う。既刊書では、佐々木剛氏、宮内洋氏についての私の取材原稿は省かれ、「取材・文／編集部」となっている。また「私論・石ノ森章太郎」も、編集時に省かれたものだ。逆に「作品リスト」などは、ここでは掲載されていない。＜/p＞＜p＞＜strong＞だが、もっとも異なる点は、そのコンセプトだ、といえるだろう。＜/strong＞＜/p＞＜p＞つまり、既刊書は「仮面ライダー」そのものに主眼を置いたものであったのに対して、本書は、もともと「仮面ライダーを創造してきた男たち」に主眼を置いたものであり、完全なドキュメンタリー性を持ったノンフィクション作品だ、ということだ。私は、一人のジャーナリストとして本書を執筆した。＜/p＞＜p＞も　く　じ＜/p＞＜p＞＜strong＞はじめに　　仮面ライダーはどこへ行ってしまったのか＜/strong＞＜/p＞＜p＞＜strong＞＜序章＞それは｢人間のドラマ｣であった＜/strong＞＜/p＞＜p＞　　仮面ライダーの胎動期＜/p＞＜p＞　　等身大のヒーロー像＜/p＞＜p＞　　“あぶれ者”たちの梁山泊・生田スタジオ＜/p＞＜p＞＜strong＞＜一章＞　不滅のヒーローへの旅立ち＜/strong＞＜/p＞＜p＞　　初代ライダー、藤岡弘の苦闘＜/p＞＜p＞　　二号ライダー佐々木剛、絶望からの再起＜/p＞＜p＞　　仮面ライダーを完成させた「V3」宮内洋＜/p＞＜p＞＜strong＞＜二章＞　ヒーローたちの歩んだ道＜/strong＞＜/p＞＜p＞　　「ライダーマン」のインパクト＜/p＞＜p＞　　新しい五号ライダー「X」の誕生＜/p＞＜p＞　　不遇の六号ライダー「アマゾン」＜/p＞＜p＞　　「ストロンガー」と、仮面ライダー終了の衝撃＜/p＞＜p＞＜strong＞＜三章＞　ライダーは永遠に旅立ったのか＜/strong＞＜/p＞＜p＞　　新「仮面ライダー」村上弘明の“不可思議”＜/p＞＜p＞　　永遠のライダー「スーパー1」の誇り＜/p＞＜p＞　　「ZX（ゼクロス）」はなぜ生まれたか＜/p＞＜p＞　　一〇号ライダー以降の新世代ライダー＜/p＞＜p＞＜strong＞＜終章＞　仮面ライダーとは何者か＜/strong＞＜/p＞＜p＞　　“彼”は、なぜロンリーヒーローなのか＜/p＞＜p＞　　科学と権威に対する闘い＜/p＞＜p＞　　“異形”としてのヒーロー＜/p＞＜p＞　　怪人たちの持つ意味＜/p＞＜p＞＜strong＞人間｣を見つめ続けて　私論・石ノ森章太郎＜/strong＞＜/p＞＜p＞あとがき＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちらをクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。