置物『コキンメフクロウ』

■サイズ：巾 約11 x 高さ 約24.5 x 奥行 約10（cm）
※手づくり品につき、写真とは色や形が少し異なる場合があります。ご了承下さい。

■材質：陶器
※寒暖差の激しい屋外で使用するとひび割れが生じる事があります。

■ミネルヴァのフクロウは黄昏時に飛び始める（ヘーゲル 1770-1831）
知性と芸術の女神ミネルヴァのフクロウは、夕刻になると街へ飛び、人々の知恵を集めて女神に報告したと伝えられています。人間が日々の暮らしの中で様々な経験を積み、一番賢くなったであろう夕暮れを待って、フクロウが現れる事を例え、あらゆる物事の本質（哲学）は、歴史・文化の終わりが近づいた頃に初めて解ってくるものだ、と説いたそうです。
しかし、これは決して“終わり”を意味するものではなく、次には夜明けがあり、また新しい時代が切り開らかれる事を意味する“希望の羽ばたき”とも解釈されています。

神話が生まれたローマ地方で見られるのが小型で眼が金色に光る「コキンメフクロウ」。
古代ギリシャのコインにもこのフクロウが画かれています。
凛と澄んだ目で、何かを語りかけてくる・・そんなイメージで制作しています。