令和4年産「カシマゴール」麦茶用六条大麦（うるち麦）種子

~概要~
「カシマゴール」はオオムギ縞萎縮病抵抗性で、うどんこ病にも強い麦茶用品種です。早生で穂数が多く多収です。
成熟後に稈が折れにくいため、安定した収量が得られます。

~留意点~
１、赤カビ病に対する抵抗性は「カシマムギ」と同等の「やせ弱」なので、適期防除を必ず行いましょう。耕種的な防除として、発病圃場では標準的な播種時期より10日ほど播種期を遅らせましょう。
２、小粒で千粒量がやや軽く、容積重はやや重い、整粒歩合もやや低い品種です。
３、出穂15日前〜出穂期頃に窒素追肥を行い粒大の確保及び蛋白質含量の向上に努めてください。
４、「カシマムギ」より葉色が淡く推移するので、追肥の時期・量の判断には注意を要します。

○主な特長○
●I・II・III型のいずれの縞萎縮病ウイルス系統に対しても極強です。
●麦茶の香りの元になるとされる蛋白質の含有率や麦茶粒の外観、麦茶の味・香りは「カシマムギ」と同程度です
●栽培適地は、温暖地の平坦地を中心とする地帯です。

○播種量・施肥量○
播種適期は11月上旬、播種量は6〜8kg/10a、基肥窒素量は6〜8kg/10a
追肥量は葉色だけではなく全体の生育量から判断して下さい。　　※播種期11月6日