治安維持法一〇〇年 「新しい戦中」にしないために

「新しい戦中」にしないために 荻野　富士夫 歴史教育者協議会 大月書店チアンイジホウヒャクネン オギノ　フジオ 発行年月：2025年04月04日 予約締切日：2025年04月03日 ページ数：200p サイズ：単行本 ISBN：9784272510191 荻野富士夫（オギノフジオ） 1953年生まれ。小樽商科大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　治安維持法とは何だったのか（戦前の治安維持法体制ー植民地朝鮮・台湾、「満洲国」における運用を視野に）／第2章　治安維持法に抗した人びとを語り継ぐー教育・思想の自由をめぐって（京都学連事件ー治安維持法国内最初の適用事件／長野県「二・四事件」ー「教員赤化事件」という攻撃に抗して　ほか）／第3章　治安維持法は今も生きている（戦後、治安維持法体制の断絶と連続／権力犯罪を告発した「横浜事件」再審と国家賠償請求　ほか）／第4章　治安維持法はどう教えられているか（平和に向けて教員と生徒はどう語り合うかー治安維持法に関するある議論から／絵を描いただけで罪になるのか？ー治安維持法の変遷に注目して　ほか） 人びとと社会から何を奪い、何をもたらしたのか？「新しい戦前」状態の現在に警鐘を鳴らす。社会運動や思想・言論の自由を弾圧し、戦争に反対する声を圧殺した治安維持法。その実態を教育・思想に焦点をあてて描き、日本国内より朝鮮・台湾・「満洲国」で苛烈に運用された問題も提示する。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 法律 法律