〈黒人自由闘争〉のアメリカ史 公民権運動とブラック・パワーの相剋

公民権運動とブラック・パワーの相剋 藤永 康政 岩波書店コクジンジユウトウソウノアメリカシ フジナガ ヤスマサ 発行年月：2024年12月27日 予約締切日：2024年12月26日 ページ数：438p サイズ：単行本 ISBN：9784000229821 藤永康政（フジナガヤスマサ） 日本女子大学文学部英文学科教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。山口大学人文学部准教授、ミシガン大学アフリカン＆アフロアメリカン研究所客員研究員を経て、2018年から現職。専攻はアメリカ黒人の歴史、公民権運動／ブラックパワー運動（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　黒人自由闘争の歴史へ／第1章　黒人自由闘争と公民権ユニオニズム／第2章　学生非暴力調整委員会の誕生／第3章　公民権運動の急進化と冷戦公民権／第4章　ロバート・F・ウィリアムスの抵抗／第5章　北部の黒人自由闘争とマルコムX／第6章　ストークリー・カーマイケルとブラック・パワーの興隆／第7章　ブラック・パンサー党と黒人ラディカルたちのイマジネーション／終章　灰燼のなかでーデトロイト黒人ラディカルの闘争 公民権運動とブラックパワーは、非暴力／暴力、愛／怒り、南部／北部といった二分法で語られてきた。だがそれは、黒人運動の広がり、重層性、多様性を矮小化する。本書は黒人運動史研究の成果を踏まえ、“黒人自由闘争”という包括的枠組みを提示する。そして30年代から60年代までの長いスパンにたち、これまで語られることのなかったローカル、草の根、女性、非黒人のアクター達にも焦点を当てつつ、闘いの歴史を詳細に辿り、その意義を明らかにする。 本 人文・思想・社会 政治