幻想と怪奇10 イギリス怪奇紳士録　英国怪談の二十世紀

牧原 勝志(幻想と怪奇編集室） 新紀元社ゲンソウトカイキジュウイギリスカイキシンシロクエイコクカイダンノニジュッセイキ マキハラカツシゲンソウトカイキヘンシュウシツ 発行年月：2022年06月02日 予約締切日：2022年06月01日 ページ数：288p サイズ：単行本 ISBN：9784775320129 『インゴルズビー伝説』より（時計の怪酒倉の妖魔（蘆谷重常））／恐怖の巨匠たち（チッペンデールの鏡（E・F・ベンスン）／ポインター氏の日記帳（M・R・ジェイムズ）／柳（アルジャーノン・ブラックウッド））／怪談は紳士の嗜み（ミセス・イーガンの腕（ウィリアム・F・ハーヴィー）／中古車（H・ラッセル・ウエイクフィールド）／壁の中の蜂蜜（オリヴァー・オニオンズ））／ショートショート（赤い淑女の茶会（井上雅彦）／聖歌隊の夜（倉阪鬼一郎））／怪奇の灯は絶えず（灰色の家（ベイジル・コッパー）／著作権消滅（ラムジー・キャンベル）／眺望（ロバート・エイクマン）） 20世紀も前半の、イギリスのアンソロジーを繙くと、地位も教養もある人々がこぞって怪奇小説を手がけ、読者を怖がらせようと筆を揮っているのが見てとれます。名門校の学長、聖職者、政治家、書誌学者…怪談話も紳士のたしなみなのでしょう。もちろん、その中に小説家が含まれるのは、言うまでもありません。本書では、イギリスを代表する怪奇小説の書き手たちの中短編を集めました。古書あり骨董あり、謎めいた屋敷あり、そして趣味人も奇人もあり。西洋怪談の粋をじっくりお楽しみください。 本 人文・思想・社会 文学 文学全集