なぜ戦争体験を継承するのか: ポスト体験時代の歴史実践

ポスト体験時代の歴史実践 蘭 信三 小倉 康嗣 みずき書林ナゼセンソウタイケンヲケイショウスルノカ アララギ シンゾウ オグラ ヤスツグ 発行年月：2021年02月22日 予約締切日：2020年12月10日 ページ数：512p サイズ：単行本 ISBN：9784909710147 蘭信三（アララギシンゾウ） 上智大学総合グローバル学部教授。1954年生まれ。京都大学大学院文学研究科（社会学専修）博士課程中退。専門は歴史社会学、国際社会学 小倉康嗣（オグラヤスツグ） 立教大学社会学部教授。1968年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士（社会学）。専門は生の社会学、ライフストーリー研究 今野日出晴（コンノヒデハル） 岩手大学教育学部教授。1958年生まれ。東北大学大学院文学研究科（国史専攻）博士課程前期修了。専門は歴史教育、日本近現代史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 課題としての“ポスト戦争体験の時代”／第1部　体験の非共有性はいかに乗り越えられるか（継承とはなにかー広島市立基町高校「原爆の絵」の取り組みから／開いた傷口に向き合うーアウシュヴィッツと犠牲者ナショナリズム／戦友会の質的変容と世代交代ー戦場体験の継承をめぐる葛藤と可能性／創作特攻文学の想像力ー特攻体験者はどう描かれてきたか　ほか）／第2部　平和博物館の挑戦ー展示・継承・ワークショップのグローバル化（総論　平和博物館は何を目指してきたかー「私たち」の現在地を探るための一作業／英霊を祀るー遊就館（靖国神社）／体験的継承から対話的継承へー長崎原爆資料館／原爆の災禍から何を学ぶのかー広島平和記念資料館　ほか）／「戦争体験」、トラウマ、そして、平和博物館の「亡霊」 当事者なき世界の、忘却と想起のはざまでー戦後75年以上が経過し、“あの戦争”を体験した世代がいなくなりつつある。近い将来やってくる“体験者のいない世界”で、歴史記憶の継承はどのようにして可能なのか。そもそも私たちは、なぜそれを継承しなければならないのか。最新の研究と平和博物館の取り組みから、未来のための根源的な問いにせまる。 本 その他

編:蘭信三　編:小倉康嗣　編:今野日出晴
出版社:みずき書林
発売日:2021年02月
キーワード:なぜせんそうたいけんおけいしようするのか ナゼセンソウタイケンオケイシヨウスルノカ あららぎ しんぞう おぐら や アララギ シンゾウ オグラ ヤ

当事者なき世界の、忘却と想起のはざまで―戦後75年以上が経過し、“あの戦争”を体験した世代がいなくなりつつある。近い将来やってくる“体験者のいない世界”で、歴史記憶の継承はどのようにして可能なのか。そもそも私たちは、なぜそれを継承しなければならないのか。最新の研究と平和博物館の取り組みから、未来のための根源的な問いにせまる。