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前田エマ 大杉祥子 ミシマ社ドウブツニナルヒ マエダエマ オオスギショウコ 発行年月:2022年06月10日 予約締切日:2022年05月13日 ページ数:200p サイズ:単行本 ISBN:9784909394682 前田エマ(マエダエマ) 1992年神奈川県生まれ。東京造形大学卒業。モデル、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティなど、活動は多岐にわたり、エッセイやコラムの執筆も多数おこなっている。本書が初の小説集となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 動物になる日/うどん 前田エマ、はじめての書き下ろし小説集。素朴な疑問を手放さず、現代の生を潔く鮮やかに問う、珠玉の2篇。「動物になる日」「うどん」を収録。 本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・あ行 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・ま行
3位
死んだ人の形見を貰えるとしたら匂いがほしいーー。

少女の感性をみずみずしく描き、あらゆる境界をゆさぶる表題作「動物になる日」と初小説作品「うどん」を収録。
素朴な疑問を手放さず、現代の生を潔く鮮やかに問う意欲作。

あらすじ
<動物になる日>
小学校四年生の「私」は、ピアノ教室でひとりの少女に出会う。
文通を重ねて知る、女子校の存在、少女漫画のキュン、動物たちの交尾。
「好きな人はいますか?」少女の問いかけに「私」が想像するのは、死んだネコを回収したゴミ収集車の男だった――少女がやがて体毛を剃り、香水の匂いを纏ってゆく一方、「私」は父親の匂いを嗅ぎ、命の違いを実感してゆく。

<うどん>
「私はお客さんの好きな食べ物を知っている。嫌いな食べ物も知っている。
しかし名前は知らない」――「うどん屋」には、老人も、ろう者も、やがて同僚になる女性も、小学生も、家族を亡くした人も、訪れる。
毎日のように顔を合わせていても、突然来なくなることがある。
淡々と進む飲食店での日々に、きぬ子が見つけた、食べる場所と働き方のかたち。

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