旧ドイツ領全史: 「国民史」において分断されてきた「境界地域」を読み解く

「国民史」において分断されてきた「境界地域」を読み解く 旧領土スタディーズ　1 衣笠太朗 パブリブキュウドイツリョウゼンシ キヌガサ タロウ 発行年月：2020年08月10日 予約締切日：2020年07月22日 ページ数：464p サイズ：単行本 ISBN：9784908468445 衣笠太朗（キヌガサタロウ） 1988年、鳥取県生まれ。博士（学術）。専門はシュレージエン／シロンスク史、中・東ヨーロッパの近現代史、ナショナリズム史。静岡大学人文学部、神戸大学大学院人文学研究科修士課程を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程を修了。元日本学術振興会特別研究員（DC2）。現在は秀明大学学校教師学部助教（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 歴史観光ガイド／序章　「旧ドイツ領」史概観／第1章　オストプロイセンー歴代君主の戴冠地ケーニヒスベルクを擁すプロイセンの中核／第2章　ヴェストプロイセンーポーランド分割後にプロイセンと一体化させられた係争地／第3章　シュレージエンーピァスト朝・ハプスブルクを経て、工業化を果たした言語境界地域／第4章　ポーゼンープロイセンによって「ドイツ化」の対象となった「ポーランド揺籃の地」／第5章　ヒンターポンメルンースウェーデン支配を経て保守派の牙城となったバルト海の要衝／第6章　北シュレースヴィヒー普墺戦争からドイツ統一、デンマーク国民国家への足掛かり／第7章　エルザス＝ロートリンゲンー独仏対立の舞台から和解の象徴、欧州連合の中心地に／第8章　オイペン・マルメディ周辺地域ーベルギーの中のドイツ語共同体と、線路で分断された飛び地 そこはなぜドイツになり、そしてなぜドイツではなくなったのか？周辺各国の地理・歴史だけでなく、多文化主義・地域統合安全保障・複合国家論・国民国家論・エスニシティ等あらゆる現代社会科学の研究テーマに波及する。 本 その他