患者力を引き出す作業療法―認知行動療法の応用による身体領域作業療法

認知行動療法の応用による身体領域作業療法 大嶋伸雄 三輪書店カンジャリョク オ ヒキダス サギョウ リョウホウ オオシマ,ノブオ 発行年月：2013年05月 ページ数：206p サイズ：単行本 ISBN：9784895904322 大嶋伸雄（オオシマノブオ） 首都大学東京健康福祉学部作業療法学科・教授、博士（医学）、作業療法士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　概説ー認知行動療法の概略と作業療法における効果について（作業療法士のアイデンティティと認知行動療法ーなぜCBTなのか？）／第1章　認知行動療法ー基礎編（身体領域作業療法における患者心理と対処／作業療法のための認知行動療法の応用基礎）／第2章　認知行動療法の応用による作業療法の実践報告（CBTと作業療法の併用により障害認識が改善されたCVA患者ー一言日記で“逃避”から“目標”へ／明確な障害認識がもたらした好循環の失行事例ー「できない」から機能を最大限に利用した「できるかも」へ／回復期リハ病棟に入院する患者へのCBTー患者は何を考えている？／脳卒中発症後に心理的変化から不安を訴えた事例／集団CBTの活用により行動変容した事例ー他者を蹴る行動から「この人たちとできて良かった」という発言・行動の変化へ／CBTによって歩行意欲の向上につながった整形外科的疾患の事例） いま作業療法に必要なのは“患者自身が自分と向き合える作業”を提供することである。つまり、“患者を治す視点”から“セルフヘルプペイシェントを作る視点”へのパラダイムシフトである。作業活動を提供するカウンセリング技術（認知行動療法）によって、患者に行動変容を促し、ADL、QOLともに改善できる。この効果を発揮できるのは作業療法士だけである。 本 医学・薬学・看護学・歯科学 医療関連科学・技術 リハビリテーション 医学・薬学・看護学・歯科学 医療関連科学・技術 作業療法学