断絶のコミュニケーション （シリーズ ドイツ語が拓く地平　1）

シリーズ ドイツ語が拓く地平　1 高田 博行 山下 仁 ひつじ書房ダンゼツノコミュニケーション タカダ ヒロユキ ヤマシタ ヒトシ 発行年月：2019年03月28日 予約締切日：2019年03月27日 ページ数：272p サイズ：単行本 ISBN：9784894769618 第1部　ナチズムと言語（ドイツ語の「武装解除」はできるか？／国民社会主義のメディア研究に向けた視座／二重の美化ー『意志の勝利』のプロパガンダ性をめぐって／戦後ナチ批判言説のはじまりー「集団の罪」の追及と反撥／ドイツ再統一と政治的言説の変容ー国民の「不一致的統合」とある学問的スキャンダル／透かし彫りのナチ語彙ーAfD党幹部ビョルン・ヘッケの言説をめぐって）／第2部　現代社会と言語（ドイツの「フクシマ」報道と新聞読者の反応ーまたは社会を分断する言葉の流通／トルコ系移民のドイツ語ードイツ社会における実態と認知をめぐって／難民・移民をめぐるコミュニケーションー「対抗する談話」構築のための予備的考察／ヘイトスピーチに関する社会言語学的考察／そもそもコミュニケーションは成り立っているのか？ー「言語の檻」を超えるしくみ） ナチことばに隠されたHypertexte性は何を引き起こすのか？政治的言語は断絶するしかないのか？トルコ系移民の葛藤するドイツ語ー。コミュニケーション不全の状況であらわれる、様々な断絶ーナチ体制下の言語、プロパガンダとしての映画、ナチズム克服の言説、「フクシマ」報道、ヘイトスピーチ…。そもそも「コミュニケーション」は可能なのか？コミュニケーションが成立しないことを前提に、問題を捉えなおす。 本 語学・学習参考書 語学学習 ドイツ語