微生物生態学への招待: 森をめぐるミクロな世界

森をめぐるミクロな世界 二井一禎 竹内祐子 京都大学学術出版会ビセイブツ セイタイガク エノ ショウタイ フタイ,カズヨシ タケウチ,ユウコ 発行年月：2012年04月 ページ数：353p サイズ：単行本 ISBN：9784876985975 付属資料：CDーROM1 二井一禎（フタイカズヨシ） 京都大学大学院農学研究科 竹内祐子（タケウチユウコ） 京都大学大学院農学研究科 山崎理正（ヤマサキミチマサ） 京都大学大学院農学研究科（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1部　森の菌類ー微小な菌の見逃せない生態（マツ針葉の内生菌ー見えざる共生者／ともに旅する樹木とキノコーゴヨウマツとともに生きるベニハナイグチの自然史　ほか）／第2部　線虫たちー小さくても個性派です（昆虫嗜好性線虫の生活ー進化も生態も媒介昆虫が決めている？／キノコと昆虫を利用する線虫たち　ほか）／第3部　マツ枯れー生き物たちのややこしい関係（敵か味方か相棒かーマツノザイセンチュウー菌ーカミキリムシ間相互作用／環境激変ーマツが枯れるとマツノザイセンチュウを取り巻く生物相も大騒動　ほか）／第4部　ナラ枯れー病気を森にまき散らす昆虫（探索は闇雲じゃなく精確にー微小な昆虫による宿主木の探し方／親子二世代の連係プレーー木屑が語る坑道の中の社会的な生活　ほか） 植物を内から外から巧みに利用する、したたかな森の掃除屋。昆虫に乗って旅をし、時には大きな木をも枯らす森の殺し屋。ダーウィンがミミズに着目して土の中の生態学を切り拓いたように、菌類や線虫などなかなか見ることが難しい微小な生き物たちに焦点を当て、かれらが大きな動物や植物など「目立つ」生物に負けないくらい大切な役割を担っていることを明らかにする。森を舞台にした生き物たちの関わり合い、それをつなぐロープそのものともいえる微小生物たちのおりなすミクロな世界を濃密に描き出す。 本 科学・技術 生物学

出版社名：京都大学学術出版会
著者名：二井一禎、竹内祐子、山崎理正
発行年月：2012年04月
キーワード：ビセイブツ セイタイガク エノ ショウタイ、フタイ,カズヨシ、タケウチ,ユウコ、ヤマサキ,ミチマサ