自然観の民俗学: 生活世界の分類と命名

生活世界の分類と命名 安室知 慶友社シゼンカン ノ ミンゾクガク ヤスムロ,サトル 発行年月：2016年02月05日 ページ数：510p サイズ：単行本 ISBN：9784874490952 安室知（ヤスムロサトル） 1959年、東京都生まれ。筑波大学大学院環境科学研究科修了。博士（文学）。熊本大学文学部・助教授、国立歴史民俗博物館研究部・教授、総合研究大学院大学・教授などを経て、現在は神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科・教授および日本常民文化研究所所員。専門は、民俗学（生業論・環境論）、物語文化論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　生物の民俗分類（出世魚の民俗分類学ーブリの分類と命名／民俗分類と商業論理の相関ーアワビの分類と命名／家畜の呼称と生業戦略ーヒツジの分類と命名・麗江納西族の事例／養蜂技術としての民俗分類ーハチの分類と命名・麗江納西族の事例）／2　空間の民俗分類（海村の民俗空間構造ー生活世界の分類と命名／百姓漁師の漁場認識ー海底微地形の分類と命名／ヤマアテの効用と限界ー景観の分類と命名／池の名前と村の記憶ー人工地形の分類と命名／盆地の民俗世界観ー生活空間の分類と命名）／3　気象の民俗分類（風名の民俗ー風の分類と命名／観天望気の民俗ー天気の分類と命名／農の雨、漁の風ー風雨の分類と命名／雪を知り、雪で知るー雪の分類と命名／風を知り、風で知るー風の分類と命名） 生きるために人はいかに自然を利用してきたか！？民俗学が長年培ってきた民俗知識・民族技術の報告を基に人と自然とのかかわり方に法則をみる生活環境史研究。民俗の総体を分析的に論じ、現在の民俗学研究水準を示す。 本 人文・思想・社会 民俗 風俗・習慣