漂流の演劇 -維新派のパースペクティブ

維新派のパースペクティブ 永田 靖 市川 明 大阪大学出版会ヒョウリュウノエンゲキ ナガタ ヤスシ イチカワアキラ 発行年月：2020年08月08日 予約締切日：2020年07月15日 ページ数：484p サイズ：単行本 ISBN：9784872596939 序　松本雄吉とその演劇／1　劇場×芝居（維新派のアジアー『台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき』を中心に／維新派と一九二〇年代のドイツ・アヴァンギャルドたち／方向／演出を模索するー地図化、物質性、演劇生態／場所との対話ー劇団維新派のサイトスペシフィック・パフォーマンス）／2　音楽×言語（『呼吸機械』（二〇〇八）ー声とスケールの劇／すれちがいの意味論ー維新派のことばと相互行為／記録メディアとしてのパフォーマンス台本に関する試論ー維新派『nostalgia』の上演台本の創造性）／3　時代×都市（瞳は精神よりも欺かれることが少ないー大阪と美術家／松本雄吉の周辺をめぐって／立ち続けることの快楽ー芸能史から見た維新派／No　Country　for　Old　Menー海外の視点から見た維新派／美術と演劇の間ー具体美術協会と維新派との接点をさぐる／焼酎の入った透明の瓶／「わたしはこの町を知らない」ー松本雄吉とノスタルジー）／4　旅×松本雄吉（ストリップ小屋の楽屋で熱中した、松ちゃんの「漢字当てゲーム」ー松本雄吉との出会い、そして『日本維新派』／踊ろう、朝まで、その地図で。ー演出家・松本雄吉（作品『PORTAL』を通じて）／幻の維新派天草公演ー松本雄吉の帰郷／様々な「所作」に関する断片的な記憶について） 維新派とは一体なんだったのか。あらわれる“劇場”、かわたれどきの言葉、さしだされた地図、たどる記憶、ながれる風景。 本 エンタメ・ゲーム 演劇・舞踊 演劇

◎サイズ／頁数
四六判・並製・484頁
◎ブックデザイン
UMA/design farm（原田祐馬、山副佳祐）
◎目次・扉・巻末写真
井上嘉和
◎協力
株式会社カンカラ社
◎印刷・製本
亜細亜印刷株式会社