集団的自衛権の思想史／篠田英朗

安保法制をめぐる議論の中で、日本国憲法の国際協調主義は瀕死の重傷を負っている−。平和構築を専門とする著者が、日本の憲法学の歴史にその淵源を探りつつ、集団的自衛権がわが国でどのように語られてきたかを詳細に追う。

■カテゴリ：中古本
■ジャンル：政治・経済・法律 外交・国際関係
■出版社：風行社
■出版社シリーズ：選書〈風のビブリオ〉
■本のサイズ：単行本
■発売日：2016/07/01
■カナ：シュウダンテキジエイケンノシソウシ シノダヒデアキ

憲法九条と日米安保 選書〈風のビブリオ〉 篠田英朗 風行社シュウダンテキ ジエイケン ノ シソウシ シノダ,ヒデアキ 発行年月：2016年07月 ページ数：214， サイズ：全集・双書 ISBN：9784862581044 篠田英朗（シノダヒデアキ） ロンドン大学（London　School　of　Economics　and　Political　Science）大学院修了（国際関係学Ph．D．）。広島大学平和科学研究センター准教授などをへて、現在、東京外国語大学総合国際学研究院教授。ケンブリッジ大学、コロンビア大学客員研究員を歴任。主要著書に、『「国家主権」という思想ー国際立憲主義への軌跡』（勁草書房、2012年＝サントリー学芸賞）、『平和構築と法の支配ー国際平和活動の理論的・機能的分析』（創文社、2003年＝大佛次郎論壇賞（韓国語訳版2008年））など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　日本の国家体制と安保法制／第1章　自衛権を持っているのは誰なのか？ー一九四五年八月革命と憲法学出生の秘密／第2章　憲法九条は絶対平和主義なのか？ー一九五一年単独講和と集団的自衛の模索／第3章　日米安保は最低限の自衛なのか？ー一九六〇年安保改正と高度経済成長の成功体験／第4章　内閣法制局は何を守っているのか？ー一九七二年政府見解と沖縄の体制内部化／第5章　冷戦終焉は何を変えたのか？ー一九九一年湾岸戦争のトラウマと同盟の再定義／終章　日本の立憲主義と国際協調主義 平和構築を専門とする著者は、安保法制をめぐる議論の中で「日本国憲法の国際協調主義が瀕死の重傷を負っている」ことを憂慮、日本の憲法学の歴史にその淵源を探りつつ、（集団的）自衛権がわが国でどのように語られてきたかを詳細に追う。 本 人文・思想・社会 法律 法律