いのちのかたち: 時空を超える唐草

時空を超える唐草 安藤 佳香 東方出版イノチノカタチ アンドウ ヨシカ 発行年月：2020年01月13日 予約締切日：2019年12月18日 ページ数：337p サイズ：単行本 ISBN：9784862493804 安藤佳香（アンドウヨシカ） 美術史家。佛教大学教授。博士（文学）。徳島県文化財保護審議会委員、福井市文化財保護審議会委員、密教図像学会常任委員。『佛教荘厳の研究ーグプタ式唐草の東伝ー』（中央公論美術出版）で第15回國華賞受賞。大阪市出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序論　唐草の神秘に魅せられて／第1章　ストゥーパの蓮華意匠ー大蓮華から拡がるいのちの世界（バールフット欄楯浮彫装飾／サーンチー第二塔欄楯浮彫装飾／ボードガヤー聖地を囲む欄楯の蓮華意匠　ほか）／第2章　グプタ式唐草の世界ー本源からのメタモルフォーシス（グプタ式唐草の登場／グプタ式唐草の顕現／エネルギーの核ー此岸と彼岸の媒介者　ほか）／第3章　拡がるいのちのかたちーグプタ式唐草の東伝（絲綢之路／中国／朝鮮半島　ほか） 古代インドで万物創生の華として信仰された蓮。数千年にも及ぶ蓮に対する人々の想いは、見えない世界でうごめく根源の「いのちのかたち」を現世に顕現させた。インド・グプタ期に誕生したエネルギー形象・「グプタ式唐草」は、しなやかに変容をくりかえしながら東伝し、各地の美意識や信仰と交じりあっていく。まるで水が大地にしみこむように。仏教の「蓮華化生」の源流ともなった、永続するいのちのかたちの時空を超えた旅の軌跡。 本 ホビー・スポーツ・美術 美術 その他