法制度における男性差別: 合法化されるミサンドリー

合法化されるミサンドリー ポール・ナサンソン キャサリン・K・ヤング 作品社ホウセイドニオケルダンセイサベツ ポールナサンソン キャサリンヤング 発行年月：2020年05月25日 予約締切日：2020年04月30日 ページ数：496p サイズ：単行本 ISBN：9784861827976 ナサンソン，ポール（Nathanson,Paul） カナダ・マギル大学元宗教学部教授、美術史BA、キリスト教神学BTh、宗教学MA（ユダヤ教徒イスラム教）、宗教科学Ph．D（宗教と神聖化）。宗教と世俗化の閉じられた関係を研究 ヤング，キャサリン・K．（Young,Katherine K.）（ヤング，キャサリンK．） カナダ・マギル大学（McGill　University）名誉教授、宗教学Ph．D。ジェンダー、ヒンズー教、比較宗教学、倫理学の4つの領域で研究論文を出版しているほか、ジェンダーのトピックでは宗教科学の用語のための「ジェンダーとセックス」の概要論文を含め、16冊の学術書、30以上の百科事典のジェンダーの分野の編集に関わっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 社会的制裁から、法的な男性差別へ／第1部　裁判にかけられる男性ー世論の法廷（妻対DV加害者ーホビット事件／ワーカー対ハラスメント者ーヒル対トーマスの論争／殉教者対殺人者ーモントリオール大学の虐殺）／第2部　裁判にかけられる権利ー経済問題（女性の権利対人権ー付与される権利の事例／母親の権利対父親の権利ー子どものケース）／第3部　裁判にかけられるセックスー解放から分離へ（権力対快楽ーポルノグラフィ／売春のケース／女性被害者対男性被害者ー女性に対する暴力の事例）／第4部　裁判にかけられる社会ー教室から立法まで（イデオロギーフェミニズム対学問ー見せ掛けとしての女性学／ミサンドリー対男女平等ー静かな革命）／付録（私たちへの批評に対する応答ー『広がるミサンドリー』再考／北京での政治駆け引きー国際連合もしくは女性連合？） なぜ父親は、離婚で子供の親権を認められないのか？なぜ男性のDV被害は、問題にならないのか？夫のペニスを切断した“ホビット事件”、最高裁判事候補がセクハラで訴えられた“C・トーマス事件”、14人の女性を殺害した“モントリオール理工科大学銃撃事件”などを取り上げ、これらの事件後、いかに政治的な運動と論争が起こされ、世論がマスメディアによって形成され、男性差別的な法改正が行われたかを検証する。そして、1990年代以降、この合法化された“男性蔑視”（ミサンドリー）が、裁判所・教育機関・政府委員会・企業から、雇用・結婚・離婚・セクハラ・暴力・人権に影響を与える法律や政策に至るまで、いかに浸透していったかを明らかにする。 本 人文・思想・社会 法律 法律

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