古代寺院の生き残り戦略: 資財帳が語る平安時代の広隆寺

資財帳が語る平安時代の広隆寺 上原真人（考古学） 柳原出版コダイ ジイン ノ イキノコリ センリャク ウエハラ,マヒト 発行年月：2020年01月 予約締切日：2020年02月04日 ページ数：271p サイズ：単行本 ISBN：9784840950275 上原真人（ウエハラマヒト） 1949年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。奈良国立文化財研究所研究員・京都大学大学院文学研究科教授を歴任し、現在、京都大学名誉教授・辰馬考古資料館館長・黒川古文化研究所所長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　太秦広隆寺の創建と再建／第1章　資財帳にみる広隆寺再建の背景（寺院資財帳とは何か／広隆寺資財帳の構成と成立年代／平安前期における広隆寺領の変貌／平安前期における広隆寺の造営・経営・布教活動）／第2章　平安前期における広隆寺の建物施設（金堂院と講堂／僧院・食堂院・政所院の復元／別院の復元／広隆寺創建伽藍と再建伽藍と現状伽藍）／第3章　広隆寺が平安前期におこなった法会（法会対象の仏像と法会で使う道具／大般若会ー金堂でおこなった伝統的法会／布薩ー講堂でおこなった伝統的法会／仏名会ー講堂と金堂でおこなった新しい法会／消えた伝統的法会ー潅仏会の行方）／第4章　まとめー古代寺院はどのようにして生き延びたか（平安前期における広隆寺の変貌／以後の広隆寺における宗教行事／平安後期以降における広隆寺の再出発ー古代寺院の明暗をわけたもの） 律令国家に翳りが見えた時、文化基盤となる古代寺院も最初の危機に立つ。それを克服する新規事業と原点回帰を資財帳から読み解く。 本 人文・思想・社会 宗教・倫理 仏教 人文・思想・社会 歴史 日本史