神仏と儀礼の中世 [ 舩田 淳一 ]

舩田 淳一 法藏館シンブツトギレイノチュウセイ フナタ ジュンイチ 発行年月：2011年02月28日 予約締切日：2011年02月27日 ページ数：533p サイズ：単行本 ISBN：9784831860293 舩田淳一（フナタジュンイチ） 1977年鳥取県生まれ。2000年龍谷大学文学部卒業、2003年佛教大学大学院文学研究科仏教文化専攻修士課程修了、2008年同博士課程修了。首都大学東京オープンユニバーシティ講師・武庫川女子大学関西文化研究センター学術フロンティア研究員を経て、仏教大学・摂南大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 中世宗教儀礼研究の射程ー神仏をめぐる思想と表現／第1部　解脱房貞慶の信仰と儀礼（貞慶の笠置寺再興とその宗教構想ー霊山の儀礼と神仏／『春日権現験記絵』の貞慶・明恵説話とシャーマニズムー憑依・託宣説話から講式儀礼へ／貞慶『春日権現講式』の儀礼世界ー春日社・興福寺における中世神話の生成／貞慶撰五段『舎利講式』の儀礼世界／貞慶撰五段『舎利講式』の展開）／第2部　中世律僧の信仰と儀礼（貞慶『発心講式』と玄縁『礼仏懴悔作法』をめぐってー本覚思想と懴悔の儀礼／南都戒律復興における受戒儀礼と春日信仰の世界ー律僧とシャーマニズムの視点／春日神に抗う南都律僧ー死穢克服の思想／叡山律僧の受戒儀礼と山王神ー本覚思想およびシャーマニズムとの関係から）／第3部　中世真言密教の信仰と儀礼（頼助『八幡講秘式』と異国襲来ー鶴岡八幡の調伏儀礼と中世神道説／久我長通『八幡講式』と南北朝争乱ー石清水八幡の密教修法と本地説の展開／死穢と成仏ー真言系神道書に見る葬送儀礼／摂関家の南円堂観音信仰と春日神ー秘説の生成と密教儀礼をめぐって） 神仏習合は中世社会にどう定着していったのか？儀礼資料を読み解くことで、神仏習合がつねに仏教儀礼を通じて展開したことを明らかにする。 本 人文・思想・社会 宗教・倫理 宗教学 人文・思想・社会 歴史 日本史