論究日本の危機管理体制ー国民保護と防災をめぐる葛藤ー

国民保護と防災をめぐる葛藤 武田 康裕 芙蓉書房出版ロンキュウニホンノキキカンリタイセイ タケダ ヤスヒロ 発行年月：2020年04月24日 予約締切日：2020年03月14日 ページ数：320p サイズ：単行本 ISBN：9784829507872 武田康裕（タケダヤスヒロ） 防衛大学校国際関係学科教授。1956年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、博士（学術）取得。ハーバード大学国際問題研究所客員研究員、世界平和研究所研究員など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序論　安全神話は崩壊したのか／第1部　危機管理の制度設計（日本の危機管理制度ー国民保護と防災の論理／米国の国内危機管理におけるAllーHazardsアプローチー安全保障プログラムと災害対策をめぐる葛藤／ドイツの非常事態法制とその政策的含意ー連邦軍の国内出動を中心に）／第2部　実施体制と運用（地方公共団体の危機管理体制ー連携をめぐる葛藤／国民保護行政のなかの分権性と融合性／避難のトラップーなぜ国民保護では行政誘導避難なのか／武力攻撃事態における国民保護に関する制度運用の全体像と課題）／第3部　危機的課題（人為的危機対応の通時的変化ー自然災害発生時の災害情報をめぐる葛藤を中心に／離島問題に見る基礎自治体の国民保護計画への対応／弾道ミサイル攻撃と民間事業者の対応／重要インフラに対する破壊的サイバー攻撃とその対処ー「サービス障害」アプローチと「武力攻撃」アプローチ／オリンピックテロ・シミュレーションから考える国民保護の陥穽） 新型コロナウイルス感染で日本の危機管理の課題が露呈している！テロ、サイバー攻撃、武力攻撃、自然災害、重大事故、感染リスク…。ーその時、どうすべきか、何ができ、何ができないのか。研究者、行政経験者、リスクコンサルタントなど13人の専門家による現実的な選択肢を模索するための分析的論究。 本 科学・技術 工学 建設工学