数理モデルはなぜ現実世界を語れないのか 社会的な視点から科学的予測を考える

社会的な視点から科学的予測を考える エリカ・トンプソン 塩原 通緒 白揚社スウリモデルハナゼリアルワールドヲカタレナイノカ エリカ トンプソン シオバラ ミチオ 発行年月：2025年09月02日 予約締切日：2025年07月19日 ページ数：352p サイズ：単行本 ISBN：9784826902724 トンプソン，エリカ（Thompson,Erica） ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの工学部・科学技術工学公共政策学科の准教授。意思決定のための数理モデルを研究している。ロンドン数学研究所研究員、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのデータサイエンス研究所・客員上席研究員も務める 塩原通緒（シオバラミチオ） 翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　モデルランドとはどこのこと／2　箱に入れて考えるーモデル化するとはどういうことか／3　モデルはメタファーのようなものー比喩としてのモデル／4　犬に最も似ている猫ーモデルの解釈／5　作り話と予測と確信ーモデルとナラティブの関係／6　説明責任の空白ーモデルの役割と専門家の役割／7　万物の支配者ー経済モデルと金融モデル／8　込み入った空気ー天気モデルと気候モデル／9　完全なる制御下ー感染症と疫学モデル／10　モデルランドからの脱出 パンデミックや気候変動の予測、金融リスク管理などの実例をあげながら、数理モデルに潜む本質的な問題を明らかにする。 本 科学・技術 数学