ノモスとしての言語 （シリーズ ドイツ語が拓く地平　3）

シリーズ ドイツ語が拓く地平　3 大宮　勘一郎 田中　愼 ひつじ書房ノモストシテノゲンゴ オオミヤ　カンイチロウ タナカ　シン 発行年月：2022年05月13日 予約締切日：2022年04月18日 ページ数：344p サイズ：単行本 ISBN：9784823411069 第1部　近代ドイツにおける「国語」（「国語」形成の一断面／ドイツ語を「知的」にした官庁語の功罪ー形式性、統一性、そして複合性／“自然”の諸相ー近世・近代ドイツ言語論における“自然”“起源”“超越者”の関係をめぐって／アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲルにおける言語の美学ーリズム起源論から芸術の自然史へ／ボヘミアの「国語」とは？ードイツ語とチェコ語の抗争の記録／書体の「ノモス」ー「ラテン語」と「ドイツ語」）／第2部　現代におけるノモスの揺らぎ（ドイツ語圏の言語政策と実際ー複雑化する標準変種の記述とノモスの揺らぎ／ルクセンブルクの言語政策ー多言語社会とドイツ語／EUの多言語政策と欧州の複言語主義／「逸脱」から「使用標準」へー話しことばの規則性の体系化をめぐって／ピュシスとノモスの間の「うつし」／逸脱のピュシスー文法規則の逸脱に見られる自然性） 複言語主義のロゴスが作り出す新たな言語教育のノモス。従来「規範からの逸脱」とされてきた話しことばに、規範はあるのか。規範文法が否定され記述文法が志向されてきたあとで、なぜあえて規範を問うのか。その規範は、何を、いかに目指しうるのか。ことばの規範にいまふたたび迫る。 本 語学・学習参考書 語学学習 ドイツ語