道徳感情論／アダム・スミス／村井章子／北川知子

※商品画像はイメージや仮デザインが含まれている場合があります。帯の有無など実際と異なる場合があります。著者アダム・スミス(著) 村井章子(訳) 北川知子(訳)出版社日経BP社発売日2014年04月ISBN9784822250003ページ数754Pキーワードどうとくかんじようろんにつけいびーぴーくらしつくす ドウトクカンジヨウロンニツケイビーピークラシツクス すみす あだむ SMITH A スミス アダム SMITH A9784822250003スタッフPOP本書は、『国富論』と並ぶアダム・スミスの主著で、スミスの名声を確立したグラスゴー大学での道徳哲学の講義録。「神の見えざる手」との表現はスミスが市場システムの賛美者であると思われる原因となったが、実は感情を重視し、物事は感情で動くことを証明した。内容紹介 アダム・スミス『道徳感情論』新訳である。その冒頭ーー。 「人間というものをどれほど利己的とみなすとしても、なおその生まれ持った性質の中には他の人のことを心に懸けずにはいられない何らかの働きがあり、他人の幸福を目にする快さ以外に何も得るものがなくとも、その人たちの幸福を自分にとってなくてはならないと感じさせる」 スミスといえば、利己心が市場経済を動かすという『国富論』の記述が有名だが、スミスの『国富論』に先立つ主著である『道徳感情論』では、他者への「共感」が人間行動の根底に置かれる。 本書序文を書いているノーベル経済学賞受賞者アマルティア・センは、こう述べている。 「スミスは、広くは経済のシステム、狭くは市場の機能が利己心以外の動機にいかに大きく依存するかを論じている。（中略）事実、スミスは『思慮』を『自分にとって最も役立つ徳』とみなす一方で、『他人にとってたいへん有用なのは、慈悲、正義、寛容、公共心といった資質』だと述べている。これら二点をはっきりと主張しているにもかかわらず、残念ながら現代の経済学の大半は、スミスの解釈においてどちらも正しく理解していない。」 リーマン・ショック後の世界的な経済危機を経て、新しい資本主義を考える際の必読書といえる。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1部 行為の適否について/第2部 価値と害悪、すなわち報いる対象と罰する対象について/第3部 自分自身の感情と行動に関する判断の根拠について、および義務感について/第4部 効用が是認の感情におよぼす影響について/第5部 慣習と流行が是認の可否の感情におよぼす影響について/第6部 徳の性格について/第7部 道徳哲学の学説について

著:アダム・スミス　訳:村井章子　訳:北川知子
出版社:日経BP社
発売日:2014年04月
シリーズ名等:NIKKEI BP CLASSICS
キーワード:どうとくかんじようろんにつけいびーぴーくらしつくす ドウトクカンジヨウロンニツケイビーピークラシツクス すみす あだむ ＳＭＩＴＨ Ａ スミス アダム ＳＭＩＴＨ Ａ