リトルトーキョーは語る 凝集・越境・包摂の日系アメリカ史

凝集・越境・包摂の日系アメリカ史 南川 文里 名古屋大学出版会リトルトーキョーハカタル ミナミカワ フミノリ 発行年月：2025年11月11日 予約締切日：2025年11月10日 ページ数：328p サイズ：単行本 ISBN：9784815812157 南川文里（ミナミカワフミノリ） 1973年愛知県生まれ。現在、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授、博士（社会学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1部　戦前期の「在米同胞」コミュニティ（人種主義を翻訳するー排日運動期における「在米同胞」コミュニティの形成／太平洋を往復する「日本女性」ー山田わかのジェンダーとナショナリズム）／第2部　コミュニティ経験としての戦時強制収容と再定住（鉄条網のなかのコミュニティー戦時強制収容と日系人社会／エスニックな場所、多人種の痕跡ーリトルトーキョー／ブロンズヴィルの軌跡）／第3部　冷戦期における「モデル・マイノリティ」の誕生（新しい移動の時代ー戦後日米関係の再編と在米日系人社会／国家反逆者の遺産ー一九五〇年代前半における国籍と市民権の政治／多人種都市における「日系アメリカ人」への撤退ー一九五〇年代後半の国際主義とその困難）／第4部　アジア太平洋時代のロスアンジェルスと日系コミュニティ（リトルトーキョー再開発における越境と抵抗ー日本企業と多人種コミュニティ／トランスパシフィック・リトルトーキョーー環太平洋時代の日本化と企業家多文化主義） 「モデル・マイノリティ」の物語からこぼれ落ちる者たちは、日系コミュニティの現実といかに交わり、何を残したのか。二重国籍者や戦争花嫁から黒人・コリア系まで、国境・人種をこえた多層的な語りに耳を傾け、新たなアプローチで歴史像を書き換える。 本 ビジネス・経済・就職 経済・財政 その他