「東洋」の変貌 近代日本の美術史像とペルシア [ ザヘラ・モハッラミプール

近代日本の美術史像とペルシア ザヘラ・モハッラミプール 名古屋大学出版会トウヨウノヘンボウ ザヘラ モハッラミプール 発行年月：2025年03月07日 予約締切日：2025年01月22日 ページ数：430p サイズ：単行本 ISBN：9784815811822 モハッラミプール，ザヘラ（Moharramipour,Zahra） イラン生まれ。2014年より日本に留学。2023年、東京大学大学院総合文化研究科超越文化科学専攻にて博士号（学術）取得。日本学術振興会外国人特別研究員（国立民族学博物館）などを経て、国際日本文化研究センター特任助教（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章／第1部　サーサーン朝芸術の受容と「東洋芸術」の形成（美術史・建築史における東西の枠組みとペルシア／伊東忠太とサーサーン朝の芸術ー「法隆寺建築論」から『文様集成』へー／明治大正の建築界における「東洋芸術」）／第2部　まなざしが交差する地点ー展覧会・博物館におけるペルシアと「東洋」（一九二〇年代日本の美術商とペルシア美術工芸品展／黒板勝美のペルシア旅行と東京帝室博物館の復興／啓明会創立十年記念展覧会にあらわれるペルシア観）／終章 “東洋芸術”とは何か。近代日本において歴史像が刷新されるなかで、「東洋」は拡大・変容していった。ペルシア芸術を焦点として、伊東忠太・黒板勝美ら学術界、美術商や展覧会、メディア・思想などのグローバルな動向を結びつけ、今日の美術史が確立されていく過程を丹念に掘り起こした挑戦作。 本 ホビー・スポーツ・美術 美術 その他