善意の帝国 イギリスのフィランスロピーと南アフリカ

イギリスのフィランスロピーと南アフリカ 大澤 広晃 名古屋大学出版会ゼンイノテイコク オオサワ ヒロアキ 発行年月：2024年12月10日 予約締切日：2024年12月09日 ページ数：466p サイズ：単行本 ISBN：9784815811747 大澤広晃（オオサワヒロアキ） 1980年生まれ。現在、法政大学文学部准教授、Ph．D．（History）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 帝国の善意／第1部　イギリス（「資本家」を糾弾するー一九〜二〇世紀転換期の原住民保護協会／「救う側」の論理、「救われる側」の不満ー草創期の反奴隷制および原住民保護協会／救済をめぐる同床異夢ー戦間期の反奴隷制および原住民保護協会）／第2部　南アフリカ（隔離と科学ーヨーロッパ人・アフリカ人協議会の誕生／包摂と隔離のあいだー一九二〇〜三〇年代前半のヨーロッパ人・アフリカ人協議会／広がる可能性、閉ざされる未来ー一九三〇年代後半〜四〇年代のヨーロッパ人・アフリカ人協議会）／善意のゆくえ かさなりあう救済・福祉・支配。国内の弱者をこえ、奴隷や先住民にも救いの手を伸ばそうとした帝国大の「善意」。それは植民地に何をもたらしたのか？人道主義の活動とイデオロギーを克明に跡づけ、非白人への屈折したまなざしや人種隔離との両義的関係を析出。チャリティの可能性と限界、そしてその遺産に迫る。 本 人文・思想・社会 教育・福祉 福祉