猫を愛でる近代 啓蒙時代のペットとメディア [ 貝原

啓蒙時代のペットとメディア 貝原 伴寛 名古屋大学出版会ネコヲメデルキンダイ カイバラ トモヒロ 発行年月：2024年10月29日 予約締切日：2024年10月28日 ページ数：498p サイズ：単行本 ISBN：9784815811723 貝原伴寛（カイバラトモヒロ） 1992年千葉県に生まれる。現在、日本学術振興会特別研究員（PD）、博士（歴史と文明）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 愛の歴史をどう書くか／第1部　「野蛮」の発明（「猫の大虐殺」を読みなおすーマルチスピーシーズな歴史のために／資源としての猫ー飼う、売る、食べる／猫と医療のフランス革命ー“猫で治す”から“猫を治す”へ）／第2部　愛好家の目覚め（貴族社会のセレブ猫ールイ一四世期のサロンとメディア／猫の歴史家モンクリフー書物がつくる感情共同体）／第3部　表象による馴致（博物学者の猫論争ービュフォンと啓蒙の問題系／長靴を脱いだ猫ー寓話詩と妖精譚／優雅なふれあいーロココ時代の猫絵画）／第4部　感情のかたどり（愛猫通信ー飼い主たちの感情表現／大学街の猫裁判ー醜聞事件と感情の暴露）／猫の歴史を考える 人と動物の感情史。かつては害獣対策はもちろん、薬用や祝祭の犠牲にも供されていた猫。なぜ、どのようにして「愛らしいペット」になったのかー。啓蒙期フランスの科学・文学・美術を通して、「文明」の伴侶としての猫観の誕生に迫り、「ネコ好き」社会をもたらした、人々の感情の大転換を跡づける。 本 美容・暮らし・健康・料理 ペット 猫