対日協力者の政治構想―日中戦争とその前後―

日中戦争とその前後 関 智英 名古屋大学出版会タイニチキョウリョクシャノセイジコウソウ セキ トモヒデ 発行年月：2019年10月03日 予約締切日：2019年08月30日 ページ数：616p サイズ：単行本 ISBN：9784815809638 関智英（セキトモヒデ） 1977年福岡県に生まれ、千葉県で育つ。2001年東京大学文学部卒業。2011年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。日本学術振興会特別研究員（PD）を経て、公益財団法人東洋文庫奨励研究員、博士（文学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 緒論／第1部　様々な政治構想ー日中戦争勃発前後（「冀東」の構想ー殷汝耕と池宗墨をめぐって／張鳴の「五族解放」「大漢国」論／呉佩孚擁立工作と日支民族会議　ほか）／第2部　現実的な選択へー日中戦争下の占領地政権（中華民国維新政府指導層の時局観／袁殊と興亜建国運動ー汪精衛政権成立前後の占領地の動向／占領地と憲政ー汪精衛政権の憲政実施構想　ほか）／第3部　日本敗北の中でー日米開戦から戦後へ（日中道義問答ー日米開戦後の占領地中国知識人／日中戦争末期の“中国人の代辯者”吉田東祐／戦前戦後を越える思想ー政論家としての胡蘭成　ほか） 日中戦争には、抗日と同時に、占領地における協力の側面もあった。しかし多様な協力者たちは戦後、厳しく糾弾され、その歴史も未完の政治構想とともに葬り去られた。本書はこの影の側面に光を当て、戦争を総合的に捉えるとともに、占領から始まった戦後日本に鋭い眼差しを投げかける。 本 人文・思想・社会 歴史 世界史 人文・思想・社会 政治

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