日本の電子部品産業―国際競争優位を生み出したもの―

国際競争優位を生み出したもの 中島裕喜 名古屋大学出版会ニホン ノ デンシ ブヒン サンギョウ ナカジマ,ユウキ 発行年月：2019年02月 予約締切日：2019年02月27日 ページ数：379p サイズ：単行本 ISBN：9784815809423 中島裕喜（ナカジマユウキ） 1971年生。1999年大阪大学大学院経済学研究科博士課程退学。大阪大学助手、東洋大学経営学部准教授等を経て、南山大学経営学部准教授、博士（経済学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 顧客多様化の歴史的起源／第1部　戦後民主化と電子部品産業の形成（ラジオ産業の復興／ラジオ部品流通網の形成と展開ー大阪・日本橋を中心に／ラジオ部品産業の復興）／第2部　専門生産の確立と高度化（家電セットメーカーによる下請専属化ー電子部品の需要構造（1）／トランジスタラジオ輸出の展開ー電子部品の需要構造（2）／電子部品の技術革新と「専門生産」の確立　ほか）／第3部　国際競争優位の確立（電子部品市場の多様化と技術革新ー1970ー89年／グローバルサプライヤーの誕生ー1985ー2017年）／国際競争優位の歴史的コンテクスト 大手家電メーカーの落日やモジュール化の波に直面してなお、圧倒的な国際競争力を獲得できたのはなぜか。戦後復興期の組立ラジオの隆盛から今日まで、荒波の中で培われた多様な顧客への志向と、市販部品の汎用性をめぐる戦略の決定的な役割を示し、強みの源泉を歴史から解き明かす。 本 科学・技術 工学 電気工学