絶海の碩学―近世日朝外交史研究―

池内敏 名古屋大学出版会ゼッカイ ノ セキガク イケウチ,サトシ 発行年月：2017年03月 予約締切日：2017年03月03日 ページ数：518p サイズ：単行本 ISBN：9784815808662 池内敏（イケウチサトシ） 1958年愛媛県に生まれる。1982年京都大学文学部卒業。1991年京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、名古屋大学大学院文学研究科教授、博士（文学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 禅僧と「外交」の近世／第1部　朝鮮外交機構と以酊庵（以酊庵と輪番制／以酊庵輪番制考／二つの輪番制ー対馬以酊庵と釜山倭館東向寺／十八世紀の輪番制廃止論議）／第2部　訳官使と朝鮮通信使（訳官使考／訳官使の接待空間／朝鮮通信使と以酊庵輪番僧／朝鮮通信使延聘交渉と梅荘顕常）／第3部　漂流と漂流記（東アジア海域の漂流民送還体制／江戸時代日本に残された漂流記／薩摩船の朝鮮漂流記）／第4部　モノと言葉（江戸時代における日本人と朝鮮人の対話／梅荘顕常と朝鮮／十八世紀対馬における日朝交流ー享保十九年訳管官吏の事例／日朝間の贈物・誂物）／日朝外交史上の江戸時代 近世日朝関係のルートは朝鮮通信使にとどまらない。その外交を最前線でささえた京都五山僧の役割と実像を、訳官使の往来、釜山倭館との関係、漂流民送還や詩文絵画・産品のやりとりなど、広い視野でとらえて日朝外政システムの全体像を解明、東アジア国際秩序の理解を大きく書き換える。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史