世界の中華料理 World Chinese Dishesの文化人類学 [ 川口幸大

World Chinese Dishesの文化人類学 川口幸大 昭和堂セカイノチュウカリョウリ カワグチユキヒロ 発行年月：2024年11月06日 予約締切日：2024年11月05日 ページ数：304p サイズ：単行本 ISBN：9784812223222 川口幸大（カワグチユキヒロ） 東北大学大学院文学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　世界は中華を食べている／第1部　東アジア（日本ー卓袱・普茶料理から町／ガチ中華に至るまで／韓国ー韓国中華の多様な担い手と中国へのまなざし／ベトナムー現代「ハノイ中華」を創り出す人々）／第2部　東南アジア・南アジア（マレーシア／インドネシアー多文化社会で生み出される食文化、チャンプルの魅力！／タイー「タイになる」：分かち難く定着したタイにおける中国／インドーインド中華からデーシーチャイニーズへ）／第3部　中東・アフリカ（サウジアラビアー「厳しいイスラーム社会」で生まれた柔軟性／ナイジェリアー植民地時代の遺産と活性化する人の移動の中で／南アフリカ共和国ー移民とアパルトヘイトの爪痕）／第4部　ヨーロッパ（ドイツー異国風高級料理から汎アジア料理へ／オランダー異国情緒と食文化が融合するシニーズ料理／スロヴァキア／ハンガリーーアジア系移民と曖昧な存在の中華料理）／第5部　南北アメリカ（グアテマラー混淆と受容の国にみる北米と「チノ」／ペルーー街にとけこみ、あふれるチーファ／米国ー多様な社会をつなぐサブスタンス）／終章　中華の融通無碍な応用力が世界の人々の欲求を満たす 世界各地の様々な英語が「World　Englishes」と称されるように、中華料理の世界的展開は「World　Chinese　Dishes＝世界の中華料理」としてとらえられるだろう。アジアはもちろん、欧州、中東、中南米、アメリカなどでフィールドワークを行ってきた人類学者たちが、中華料理がどのように広まり、食べられているのか明らかにする。一章ごとに味わってお読みください。 本 人文・思想・社会 民俗 風俗・習慣