『白痴』を読む──ドストエフスキーとニヒリズム──

ドストエフスキーとニヒリズム 清水孝純 九州大学出版会ハクチ オ ヨム シミズ,タカヨシ 発行年月：2013年09月 ページ数：241p サイズ：単行本 ISBN：9784798501086 清水孝純（シミズタカヨシ） 1930年東京に生れる。東京大学大学院比較文学比較文化博士課程を修了後、日本大学講師を経て、1969年九州大学教養部助教授。1976年同教授。同大学退職後、福岡大学人文学部教授を経て、現在九州大学名誉教授。主要著作：『ドストエフスキー・ノートー『罪と罰』の世界』（九州大学出版会、第1回池田健太郎賞受賞）、『笑いのユートピアー「吾輩は猫である」の世界』（翰林書房、第11回やまなし文学賞受賞）、その他論文多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　主人公としてのニヒリズム／第2章　ニヒリズム超克への抗い／第3章　背景としてのニヒリズムと外来思想／第4章　虚の空間に生きる道化群像／第5章　ドラマを推し進めるもの／第6章　我々の庭を耕そう／付論　黒澤明の映画『白痴』の戦略 共苦の十字架を背負い、無限の無垢に生きるー世界文学史上、最も美しく謎めいた人物像にしてドストエフスキーの天才の結晶、キリスト公爵ムイシキンの魂の遍歴を解読する。 本 小説・エッセイ 外国の小説

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